●22日、中国の日本人学校への赴任が内定した教師のうち、3分の1がこれを辞退したことが分かった。写真は大気汚染が深刻な北京。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年3月24日 6時0分
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中国の日本人学校へ赴任、内定した教師の3分の1が辞退―日本華字紙
2013年3月22日、日本華字紙・中文導報は、中国の日本人学校への赴任が内定した教師のうち、3分の1がこれを辞退したと伝えた。
海外の日本人学校に赴任する教師の6~8割が文部科学省の派遣によるものだが、その他は日本海外子女教育振興財団などを通じて現地に派遣されている。
同財団では今年1月下旬に2013年度の派遣内定者110人を決定した。
そのうち44人の赴任先は中国の北京や上海など9都市にある日本人学校だった。
しかし、中国への赴任を知った内定者のうち、17人が「親が心配するので」といった理由で辞退を表明。
辞退者の平均年齢は20~30代の若者だった。
財団はその後、補欠選考で人員調整を行ったが、最終的に中国へ赴任する教師は31人となった。
同財団によると、こうした辞退は他の国では見られないという。
「大規模な反日デモやPM2.5などの深刻な大気汚染の影響から、多くの人が中国で働くことに不安を抱いている」
と話す。
中国の各日本人学校は今後教師不足に直面することになるが、教師の追加募集だけでなく、今いる教師による担当外授業の掛け持ちや、経験の浅い教師を指導してクラス担任を任せるなどの措置を講じるという。
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先生が赴任したがらない地へ、親は子供を連れていくわけにはいかない。
とすれば、父親の単身赴任となる。
人が動かなくなるとすると、会社やお金が動かなくなる。
外資が中国から別のところへ移動し始める。
「脱中国」である。
その明確な最初の兆しがこの先生の中国赴任辞退という問題であろう。
時間的に近い中国なのだが、もはや日本にとって必要にして憧れの地ではなくなっている。
国際機関はやたらと中国を持ち上げている。
それに合わせるように中国も自然破壊はそっちのけで「経済成長」を目玉に据えている。
これなにかおかしい。
西欧流、あるいは日本の考え方なら、経済成長を一時抑えてもまず公害対策をして、そこからえられる技術をもって新たな経済の飛躍につなげる、というのがスジであろう。
いっとき経済が減速してもいいからまずは公害を抑えないことにはさらなる発展は見込めない、
と思うのが普通である。
汚い水で洗っても、洗濯物は綺麗にはならない。
まずは汚い水を清水に変えて、そうすることでさらなる洗濯力を高めよう、
というのが論理だろうと思う。
ところが中国はちがう。
汚い水でいいから、洗濯量を増やせ、それが経済成長だ、というわけである。
これでは洗濯物は洗濯するから綺麗にはなるが、完全に清潔な洗濯物にはならない。
つまり、汚れた川で洗濯するようなものになってしまう。
そして洗濯量に比例して川の汚れはどんどん増していく。
中国はそれを分かっていてやっている。
問題は「国際機関がこの中国の行動をヨイショしている」ことにある。
「10年以内に、中国はGDPでアメリカを追い越し、
世界ナンバーワンの経済大国になれるぞ」
と持ち上げている。
中国も「世界ナンバーワンの経済大国」という美名に酔っ払ってせっせと汚染を国内に振りまき散らしている。
ノーマルに考えればこれでは国土を破滅に導きかねない。
ということは
「もしかしたら?」
という疑問が頭をよぎってくる。
そう、アングロサクソンの陰謀かも。
ありえることではある。
アングロサクソンが自分以外の民族の台頭を許すわけがない。
中国とは眠れる獅子であった。
アングロサクソンとは別個の文化文明の社会体である。
西欧流の思考では捉えにくいものである。
そこで、仕組んだのがいかにして中国を動作不能に陥らせるか、という策略である。
以下は、勝手な想像である。
まずはその薄気味わるい中国文明を、国際社会の土俵にのせること。
そして、世界的な西欧流思考を中国民衆に浸透させること。
2008年のオリンピック、2010年の万国博覧会で中国という不可思議な国を国際舞台に引き上げた。
2011年にはGDP世界ナンバー2の称号を与えることができた。
これで中国は充分に世界が見えるようになったはずである。
世界は中華だけでは作られていない、国際という集合体だということを認知させた。
そして、世界は、国際は、西欧流思考で動いているのだ、ということをわからせたずである。
世界が中国のモノを買うことによって中国は大国になれるのだ、という経済の基本を中国政体、ならびに中国人に刷りj込んだ。
もし、中国がこの豊かさを手に掴み続けていたいなら、世界が絶対に必要なのだ、
中国一国だけのクローズした世界ではやっていけないのだ、
という教育、つまり「中国を世界に」成功したというわけである。
中国に世界の風を流し込み、中国一国閉鎖主義の虚しさを叩きこむことに成功した、ということになる。
さて、これで中国を世界の舞台に引き上げ、不気味な存在であることを払拭させることができた。
なら次のステージはなにか?
それが、仕上げになるはずである。
それはこうなるだろう、
「中国みずからの力で、中国を潰すこと」。
といった内容になってくる。
これが現在、動いているシナリオということである。
もし、そうだとしたら、なんとも腹黒いことである。
でもアングロサクソンならやりそうなことである。
世界の著名な機関を牛耳っているのはアングロサクソンである。
それがこぞって中国をヨイショする。
根拠にしているのは過去のデータであるかぎり、間違いではない。
「このままいけばこうなる」といったたぐいのものである。
データに間違いがない限り文句は言えない。
浮かれた中国は「経済成長という舞台で」踊り狂うことになる。
いわば形を変えた「褒め殺し」でもある。
そして、気がついたとき、踊り疲れたときどうなっているのか。
あと10年、中国はどう変わっているか。
中国はアメリカに伍する大国に成長しているのだろうか。
まずは国際舞台に引き上げ浮かれさせ、そして次に資本主義の無知とキャリア不足で「資本主義地獄」へと落とし込み、身動きできないようにしてしまうという、遠大な策略にはめられたか。
果たして西欧陰謀にうまうまのせられ、自壊の道を辿っているのだろうか。
それにも屈せずに自力で大空を力強く飛翔しているのであろうか。
見応えのある「あと10年」である。
「中国みずからの力で、中国を潰すこと」
なんて書いたら、中国結核感染の記事が掲載された。
「PM2.5」で肺が痛めつけられ弱ってくると、
結核菌が猛威を振るう可能性が出てきた。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年3月24日 15時32分
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<世界結核デー>
5億5000万人が感染=薬剤耐性菌感染者も増加―中国
2013年3月23日、中国広播網は記事
「中国では結核で10分ごとに1人死亡=厳しい局面の予防対策」
を掲載した。
3月24日は18回目となる世界結核デー。
中国では結核との厳しい戦いが続いている。
世界保健機関(WHO)は毎年新たに100万人が感染していると試算している。
中国疾病管理センター結核予防管理センターの陳明亭(チェン・ミンティン)副主任によると、
現在、5億5000万人が感染。
そのうち約10%が発病すると見込まれている。
結核は飛沫感染するだけにどのようにして予防するかが大きな課題。
また治療薬の不適切な乱用に起因する多剤耐性結核も深刻な問題となっている。
中国では世界最多となる毎年12万人が多剤耐性肺結核に感染している。
あらゆる薬が効かない超多剤耐性結核菌が広がれば有効な治療法がなくなってしまう。
陳副主任は結核と疑われる症状がでたらまず医者にかかり、適切な治療を受け感染拡大を防ぐことが必要だと呼びかけた。
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世界的には人類の傲慢さに怒った神様が人間界に送り込んだ悪魔が「エイズ」であるとされているが、中国では「結核」のようである。
綺麗な大気と水、それが何よりも求められる。
それを無視して経済成長に浮かれたとき、結核はどんな仕業をもって中国人民に襲いかかってくるだろうか。
現在、感染者数5億5000万人。
ということは、中国国民の4割が感染していることになる。
これでは「中国国民病」といってもいい。
そして死亡確率が10%というと、ざっと
人口の「1/20」が結核で死亡
するということになる。
環境汚染とは
「中国黒死病」とも言えるかも。
「ゼニ」にうつつを抜かす前に、健康を考えた方がいいように思うのだが。
もしかして、
「ずっしり重たい財布を握って死ぬことが中国人の最高の幸せ」
なのかもしれない。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年4月26日 6時21分
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子どもが外で遊べない!
大気汚染が変えた子どもたちの生活、移民を希望する人も多数―中国
2013年4月24日、参考消息(電子版)によると、大気汚染の子どもへの影響を恐れ、中国では多くの市民が海外移民を望んでいると23日付米紙ニューヨーク・タイムズが伝えている。
北京市在住の女性、張さん。
4歳になる娘がいるが、昨年の冬からせきや鼻づまりが止まらなくなった。
今年になって症状はさらに悪化したという。
今年の冬といえば、史上最悪の大気汚染が観測され、話題となった。
張さんはほとんど娘を外出させない。
仕方なく外に出る時もマスクは絶対にかけさせる。
以前、英国留学を経験したことがある張さん、英国と中国の空気を比べると「天国と地獄」のような違いだという。
将来的には海外に移民したいと張さんは話す。
自宅には真新しい空気清浄機が置いてあるが、
「そうしなければ死んでしまうから」
と張さんは嘆いた。
大気汚染の影響を不安に思う親は張さんだけではない。
友達と遊べなくなっても、子どもを外に出さない親も少なくない。
それどころか校庭での体育を取り止める学校すらある。
一部の保護者は校庭に空気清浄機付きのドームを作るべきだと提案している。
実際、中国の大気汚染は子どもたちの健康に大きな被害を与えるとみられている。
医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンが掲載した論文によると、
深刻な空気汚染の下で育った子どもたちは肺に一生涯残るダメージを負うという。
この研究は1990年代のロサンゼルスで実施されたものだが、現在の中国の大気汚染は当時のロサンゼルスをはるかに上回っている。
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【中国はどこへむかうのか】
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