2013年3月20日水曜日

中国が兵器輸出で世界5位に“躍進” :欧米諸国は対中禁輸措置を強化か

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●8日、露ラジオ局・ロシアの声(電子版)は、兵器輸出量で世界5位に躍進した中国について、「欧米の怒りを再び買い、欧米諸国が中国に対する兵器禁輸措置を強化する可能性がある」と指摘した。写真は広東省珠海市の珠海エアショー展示館。


レコードチャイナ 配信日時:2013年3月20日 18時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70491&type=0

中国が兵器輸出で世界5位に“躍進”
=欧米諸国は対中禁輸措置を強化か―露メディア

 2013年3月18日、露ラジオ局・ロシアの声(電子版)は、兵器輸出量で世界5位に躍進した中国について、
 「欧米の怒りを再び買い、欧米諸国が中国に対する兵器禁輸措置を強化する可能性がある
と指摘した。
 19日付で環球網が伝えた。

 スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が発表した報告書によると、2012年の中国の兵器輸出量は英国を抜いて世界5位となった。
 兵器輸出上位5カ国の順位の変動は、冷戦終了後初めてのことであり、中国はアジアで史上初めて5位圏内に入った。

 中国の兵器輸出量が世界市場全体で占める割合は、2008年の2%から2012年には5%へと増加しており、その成長率は、これまでの兵器輸出上位5カ国である米国、ロシア、ドイツ、フランス、英国の平均値の13倍にも達している。

 中国の主な兵器輸出先は、パキスタン、エジプト、バングラデシュ、ナミビア、スリランカなどで、例えばパキスタンは、最近数年間に、中国からJF-17戦闘機50機、90-II式戦車(MBT-2000)203台を購入している。
 また、戦車の輸出に関しては、中国は主にアフリカ諸国からの需要が多く、ロシアに次いで世界2位を占めるに至っている。

 兵器輸出に関する中国のこうした躍進は、再び欧米の怒りを買う可能性がある。
 欧米諸国は現在、中国に対し軍民両用技術と近代兵器の禁輸措置を留保しているが、その理由の1つには、中国が西側の軍事技術や兵器の模倣に長け、それによって兵器の輸出シェアを伸ばしていることがある。

 中国が今後、兵器輸出に関してフランスやドイツを追い抜く可能性があり、また、米国や日本を始めとするアジア諸国からの圧力などもある。
 ゆえに、欧米諸国は中国への兵器禁輸措置をさらに強化していくだろうと見られている。




レコードチャイナ 配信日時:2013年3月19日 17時11分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70449&type=0

中国の兵器輸出が躍進、世界5位の輸出国に
=国産兵器開発に伴い輸入は減少―米華字メディア

 2013年3月18日、米華字メディア・多維新聞は記事
 「報告書:中国が世界5位の兵器輸出国に」
を掲載した。

 18日、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は通常兵器取引に関する報告書を発表した。
 2008年から2012年までの輸出量の統計では、トップが米国。
 以下、ロシア、ドイツ、フランスと続き、中国が英国を抜き5位に躍進した。

 SIPRIのPieter Wezemanによると、現在は中国企業の売り込みが目覚ましく、国際的な兵器展では中国企業の参加が目立ち、中国企業同士で競争しているほど。
 一方、国産兵器の開発が進むにつれ、中国の輸入は減少している。

 輸入量ではインドが中国を抜きトップに。
 3位以下はパキスタン、韓国、シンガポールと続く。
 地域別にみると、アジア太平洋地域の兵器輸入量が伸びており、輸出兵器の約半数がこの地域向けだという。



サーチナニュース  2013/03/19(火) 17:09
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0319&f=politics_0319_008.shtml

中国の武器輸出、英国抜き世界5位に…政府見解「法律順守」

  スウェーデンのストックホルム国際平和研究所は18日に発表したリポートで、中国の武器輸出額が英国を抜いて、
 中国の武器輸出額は上位輸出国の13倍の速度で増え続けているという。
 中国政府・外交部の洪磊報道官は、中国政府は軍需品の輸出について「国内法にもとづき、厳格に管理している」などと説明した。中国新聞社が報じた。

  ストックホルム国際平和研究所によると、中国の武器輸出は英国を抜き、米国、ロシア、ドイツ、フランスに次ぐ世界第5位になった。
 全世界における武器輸出に占める、輸出額シェアは
 米国が30%、
 ロシアが26%、
 ドイツが7%、
 フランスが5%で、
 中国は08年の2%から12年には5%に達した。

  武器輸出国の上位5カ国に入れ替えがあったのは冷戦後初。
 アジアの国が武器輸出国の上位5位に入ったのは史上初。
 中国の武器輸出は、米、ロ、ド、仏の4カ国の13倍のスピードで増え続けている。

  武器輸入が最も多いのは
 インドで、全世界の輸入量の12%を輸入している。
 第2位以下は中国(6%)、
 パキスタン(5%)、
 韓国(5%)、
 シンガポール(4%)。

  中国の洪磊報道官は18日の記者会見で、中国政府は軍需品の輸出について
 「「中国政府は軍需品の輸出について慎重かつ責任ある態度をとり続けている」、
 「安保理決議など国際法の義務を前提に、国内法にもとづき厳格に管理している」
などと説明した。



【中国はどこへむかうのか】


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