●28日、中国・北京市委員会と市政府は「大気汚染」「汚水」「ゴミ」「違法建設」という都市環境を脅かす「根深い問題」の整備・解決に集中的に取り組む構えを示した。写真は16日、濃霧に包まれる北京市。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年3月29日 16時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70809&type=0
大気汚染を3年以内に解決、北京市が誓約―中国
2013年3月28日、中国・北京市委員会と市政府は
「生態文明と都市・農村環境建設のための動員大会」
を開催し、
●.「大気汚染」
●.「汚水」「ゴミ」
●.「違法建設」
という都市環境を脅かす「根深い問題」の整備・解決に集中的に取り組む構えを示した。
新京報が伝えた。
■▽北京が対峙する新たな課題「環境建設」
北京市の郭金竜(グゥオ・ジンロン)書記は同大会で、
「社会の力を総動員し、首都の生態文明建設を掘り下げて推進し、青い空、豊かな緑、きれいな水を北京に取り戻さなければならない」
と強調。
また、
「現在、生態文明と都市・農村環境を建設する上で、いくつかの新たな局面に立たされている。
○.過度の人口増加、
○.自動車保有台数の急増、
○.資源制約の深刻化
など新たな問題が悪化しており、生態環境と公共インフラ・サービスの許容力はかなり厳しい状況に陥っている。
また、多くの市民は、気象条件や北京の地理的条件など各種要因の影響による大気の品質や生態環境の問題に対して不満を抱いており、問題の大幅な改善を期待している」
と指摘した。
■▽「根深い問題」を解決し、市民に新たな都市環境を
郭書記は今後の取り組みの重点として、
▽.統一計画と最高レベル設計の強化
▽.管理体制の革新
▽.新たな投資・融資システムの確立
▽.科学技術の革新
▽.中央機構および北京駐在中央直属機構による大々的な支持
――の5点を挙げた。
このほか、郭書記は、
「組織部門は幹部審査評価システムのさらなる改善を進め、生態環境建設を重要な審査指標に組み入れる必要がある」
と提案した。
さらに、
「紀律検査監察部門は生態環境重大プロジェクトの執行状況に対する監督・検査業務を強化し、生態環境保護に関する責任追及制度を完備し、執行力不足や業務怠慢と判断されたプロジェクトの関係者の責任を問う」
と述べた。
(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/内山)
』
「大気汚染を3年以内に解決」
なんてことはどこにも述べられていないのだが、勝手にタイトルを捏造していいものだろうか。
スローガンはいくらでも作れる。
それが実際に行われるかということとは別である。
誰が、どう考えてみても北京の大気汚染が
「たった3年で解決」できる
とは思えない。
そんなスーパーマジックがあったら世界に平和と発展とそして安穏が訪れるだろう。
もちろん、最悪「15m先が見えない」を、
「50m先が見えない」
にするという解決策はあろうが。
3年以内に解決ではなく、3年間で「15兆円を投入」である。
『
ロイター 2013年 03月 29日 17:52 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE92S02M20130329
中国、北京の公害対策に今後3年で1.5兆円投入へ
[上海 29日 ロイター]
中国は北京の公害対策として今後3年で1000億元(約1兆5000億円)を投じることを計画している。チャイナ・デーリー紙が報じた。
●.下水処理、
●.ごみ処理、
●.大気汚染の改善
に取り組む方針だという。
北京の大気汚染は今年初めから深刻化し、警戒レベルが「重度汚染」「厳重汚染」となる日が多発している。
公害問題は先の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)での主要議題の1つで、国民の多くは政府の環境保護対策が不十分と感じている。
同紙によると、計画には
●.1290キロにおよぶ下水道の整備・改修
●.ごみ焼却場5カ所の建設、
●.47の水の再生施設の整備、
●.20の下水処理場の改修
が含まれる。
北京市の王安順市長は政府に対し、これらの投資への民間の関与を認めるよう求めている。
』
実際にそのような工事が順調に行われるのか、そしてそれによって環境破壊がどの程度改善されるのか?であるのだが。
3年後になってみないとわからない。
この国では、3年後の見通しはつきにくい。
『
サーチナニュース 2013/03/29(金) 20:33
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0329&f=politics_0329_026.shtml
PM2.5のコントロールや排出削減で大気汚染を改善へ=北京
大気汚染を解決するため、北京市政府は「きれいな大気を目指す行動計画」を制定し、PM2.5のコントロールや排出削減を重点に7つのプロジェクトを実施する方針だ。
中国国際放送局が報じた。
2013年、北京市はPM2.5のコントロールや排出削減を重点に、
●.エネルギー構造の調整、
●.産業構造の最適化、
●.排出削減、
●.科学技術の革新、
●.重度の汚染に対する応急措置
などを急ぐ計画だ。
具体的には、
●.4.4万戸の暖房設備を石炭から電力に変えること、
●.18万台の旧型車両を廃棄すること、
●.野外でのバーベキューやゴミの野焼きを取り締ること、
●.大気汚染管理の法整備を強化する
ことのほか、
●.PM2.5改善技術の研究
などが含まれている。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年3月30日 12時24分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70838&type=0
大気レベル、9割の都市に「悪い」「極めて悪い」の評価―中国
2013年3月28日、中国人民大学環境学院などの機関が発表した報告「中国都市大気レベル管理機能評価」によると、経済発展を遂げた都市の大気汚染レベルは深刻な状況にあり、46.02%の住民が都市の大気に不満を抱いているという。
29日付で網易が伝えた。
今回の報告は05年から10年までの公式データを基に、全国281都市の大気レベル状況と変化傾向に対する評価。
人民大学環境学院の宋国君(ソン・グオジュン)教授によれば、環境大気質基準(GB3095-1996)の2級基準以上、粒子状物質PM10、二酸化硫黄、二酸化窒素などを評価指標に加えている。
報告では、大気レベルが
●.「良好」な都市は全体の10.67%を占め、
●.「悪い」都市は75.80%、
●.「極めて悪い」都市は13.52%
を占めた。
経済発展を遂げていない都市に「良好」が多く、
経済発展を遂げている都市や工業都市、冬期に石炭暖房の必要な都市に「悪い」「極めて悪い」が多いことが確認された。
汚染された大気下に住む人口は2010年に最多となり、全体の57.99%を占め、
大気レベルが年を追うごとに悪化していることが鮮明に。
「都市の大気状況は、都市の社会経済発展レベルと大気管理努力に関係がある。
大気レベルは都市管理によって迅速に改善されるのは明らか。
急速に経済発展を遂げたことで深刻な大気汚染に見舞われている都市は反省すべきだ」
と、中国人民大学環境学院の馬中(マー・ジョン)学院長は述べている。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年4月5日 6時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71015&type=0
3月も大気汚染が深刻、煙霧発生日数は過去52年で最悪―中国
●3日、中国全土で大気汚染が原因の煙霧が発生した日数は今年の3月、例年より1.1日多い、平均3.3日だったことが、中国気象局が開いた記者会見で明らかになった。同数字は1961年以来最も多い数字だ。写真は3月21日の北京市。
2013年4月3日、中国全土で大気汚染が原因の煙霧が発生した日数は今年の3月、例年より1.1日多い、平均3.3日だったことが、中国気象局が開いた記者会見で明らかになった。
同数字は1961年以来最も多い数字だ。
人民日報が報じた。
同月に煙霧が発生した主な地域は、中国中東部で、ほとんどが3日以上だった。
うち華北中東部や西南部、黄淮(黄河以南、淮河以北の間)東南部、西部、江淮(長江、淮河の間)、湖北省武漢市江漢区全域、長江以南全域、華南中東部の一部の地域、重慶西南部、四川東部、雲南省南部などは5~15日で、江蘇省は15日を超えた。
例年と比べると、上記のほとんどの地域が2~8日多く、江蘇省や浙江省中部、四川省東南部などではほとんどが8~10日も多かった。
局地的には10日以上多かった地域もある。
3月に煙霧の発生が多くなった主な原因は、中国のほとんどの地域が、高気圧の影響で、大気の流れや成層状態が安定していたほか、寒気の勢力が弱かったことで、煙霧が消散する条件に乏しかったことだ。
このような気象条件下では、煙霧が継続的に発生しやすい。
記者会見では、中国の南方地域では同月、雷雨や暴雨など極端な天気が度々発生し、その平均日数が5日と、ここ15年で最も多かったことも明らかになった。
同気象台は、今月3~12日の10日間、長江以南や華南、貴州省などで、雨が多くなると予測している。
一方、北京の気温は例年よりも低く、春の到来の基準とされる5日連続気温10度以上は、4月の中旬にまでずれ込む見込み。
例年は平均で4月1日に春が到来する。
同局応急減災・公共サービス司の司長を務める陳振林(チェン・ジェンリン)報道官は
「4月、中国の気温は起伏が激しく、昼と夜の温度差が大きくなるだろう。
そのため、風邪をひくなど、体調を崩しやすいほか、脳血管疾患・心疾患を患う患者は発病しやすい。
特に早朝や夜間には暖かい服装を心がけるように」
と注意を呼び掛けた。
(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/内山)
』
【中国はどこへむかうのか】
_