●25日、オーストラリアのボブ・カー外相はこのほど、「中国を封じ込めるいかなる手段も、豪政府はこれを拒否する」と明言した。資料写真。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年3月26日 14時31分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70662&type=0
「中国封じ込め策は拒否する」と豪外相、安倍首相提案の4カ国同盟にも反対表明―SP華字紙
2013年3月25日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、オーストラリアのボブ・カー外務大臣は
「米国と中国のどちらかを選択する必要はない」
と発言。
さらに、
「中国を封じ込めるいかなる方法についても、豪政府はこれを拒否する」
と述べた。
カー外相は
「われわれは米国とも中国とも深い接触を図っていく。
もし米国と中国が共にわれわれと非常に友好な関係にあるというならば、われわれは問題の解決のために大きな力を発揮する。
豪州がどちらかを選ぶジレンマに陥る必要はない」
と断言した。
日本の安倍晋三首相が提案した日本、米国、インド、豪州の4カ国同盟についても、カー外相は不支持を表明。
「具体的なグループを組織することを豪州は支持しない。
4カ国同盟は安倍首相が野党時代に真っ先に掲げたものだが、これも支持はできない。こ
の同盟は誤解を生じやすい。
私は最近インドを訪問したが、この問題が話題に上ることはなかった」
と話した。
カー外相は、南シナ海や尖閣諸島の領有権問題についても、豪州は米国同様中立な立場をとると明言。
国際法の枠組みの中で平和的に解決することを望むとともに、各問題を棚上げして共同開発や資源共有の道を模索するべきだと主張した。
同外相はさらに
「東南アジアは共同発展の道を進むべきで、領土問題に端を発した緊張状態に支配されるべきではない」
と強く語った。
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「中国がクシャミをすると、
肺炎を起こすと言われているのが韓国とオーストラリア」
オーストラリアもいま不景気まっただ中にある。
しかし、それをどん底に落ちないように支えているのが、オーストラリアから中国への資源輸出。
これがなかった、この国はどうなっていることか。
言い換えるとオーストラリアも「中国さま、神サマ」なのである。
ゴールドコーストなどは新たにチャイナタウンを作ろうという計画まででいる。
中国ゴマスリに必死なのがオーストラリアともいえる。
今は中国あってのオーストラリアであり、ここの国民は中国に足を向けては寝れないと冗談を言っているほどである。
もちろんこの国、天然資源も農作物も豊富なので、もし中国が潰れても、韓国のような悲惨な状況を予想しないでもいい。
何しろ豊か過ぎる資源の上で生活しているようなもの。
絶対に崩れることのない安心に支えられているまさにラッキーカントリーなのである。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年4月3日 18時47分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70978&type=0
“中国通を集めた秘密組織”結成
=豪政府、台頭する中国への対策機関―豪メディア
2013年4月2日、オーストラリアメディアは、同国政府が、経済的にも地域の安全保障に関しても日々影響力が高まる中国に対応するため、政界の中国通を集めた“秘密組織”を形成していると報じた。
環球網が伝えた。
ギラード豪首相が5日、訪中する。この訪中で取り上げる問題の優先順位はいかにして決定されているのか?
豪インターネット媒体オーストラリアン・ニュー・エクスプレス・デイリーは2日、豪政府は政界の中国通を集めて「中国事務秘書委員会(Committee of Secretaries on China)」との“秘密組織”を結成し、中国対応策を研究していると報じた。
09年、対中政策の分析不足などから中豪関係が悪化し、政府が各方面から批判を受けた後、10年12月に組織することが決定された委員会だという。
豪メディア大手フェアファックス・グループは、同委はギラード首相とラッド前外相が立ち上げ、ピーター・ヴァーギース外務省事務官が主催し、財政・規制緩和省、防衛省、機密情報機関など20機関の責任者がメンバーに含まれていると報道。
中国の台頭に対応するために、地域政策や環境の変化、教育、農業などへの影響を研究しているという。
また、同国政府には、その他の国や地域に関する同様の対策組織は存在していないと伝えている。
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サーチナニュース 2013/04/16(火) 09:23
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0416&f=business_0416_015.shtml
なぜ中国の影響で豪ドルが急落するのですか?=為替王
Q: 豪ドルが昨日急落しました。何が起きたのですか?
A: 中国の経済指標が予想されていたより悪かったので(中国のGDP伸び率が+7.7%に鈍化)、豪ドルが急落しました。
Q: どうして中国の経済指標が悪いという理由で、オーストラリアの通貨である豪ドルが急落するのですか?
A: オーストラリア経済は、中国と密接に関連があるからです。
Q: どの程度、関連があるのですか?
A: オーストラリアの最大の輸出相手国は中国で輸出全体の約27%を占めます。
最大の輸入相手国も中国で全体の約19%を占めます。
Q: 中国がオーストラリア経済のカギを握っているのですね?
A: はい。貿易の2~3割程度が中国相手ですから、中国の経済が鈍化すれば、オーストラリア経済への悪影響は避けられません。
よって、中国の経済指標悪化のニュースは、オーストラリアの通貨(豪ドル)や株価の下落を誘発しやすいというわけです。
Q: オーストラリアにとって日本は重要ではないのですか?
A: オーストラリアから見て、日本への輸出は第2位で約19%、
日本からの輸入は第3位で約8%(第2位は米国で約11%)ですから、現在もなお主要な貿易相手国です。
近年、中国が急速に台頭して貿易相手国トップに立ち、その後も年々、
日本の相対的な地位は低下し、中国のシェアが拡大しています。
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JB Press 2013.04.26(金) The Economist
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37672
オーストラリアドル:資源のブーメラン効果
(2013年4月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
南オーストラリア州は輝きを放つコインの裏側を経験している。
オーストラリアのジュリア・ギラード首相は4月9日、外交上の大成果を収め、6日間に及ぶ中国訪問を締めくくった。
両国は「戦略的パートナーシップ」を構築した。
これは両国首脳が年次会合を持つ誓約だ。
鉄と石炭に対する中国の需要は、中国がオーストラリアにとって最大の貿易相手国となり、またオーストラリアが大半の先進国より経済的に活況を維持する一助となった。
だが、オーストラリアの一部の地域では、中国との新しい関係は好況がもたらす有難くない副作用を思い出させている。
ギラード首相が北京で中国の李克強首相とともにパートナーシップ協定に署名していた頃、南オーストラリア州の経済は最新の打撃に見舞われていた。
米ゼネラル・モーターズ(GM)の子会社で、オーストラリア最大級の自動車メーカーであるホールデンが500人の人員削減に踏み切ったのだ。
削減対象の大半は州都アデレードの従業員だ。
今回の人員削減とオーストラリアの対中貿易ブームには、共通の要因がある。
極めて強いオーストラリアドルだ。
■通貨高に泣く製造業
対中貿易は、オーストラリアが世界的な景気下降局面を切り抜ける助けとなっただけではない。
オーストラリアドルの価値も押し上げ、その結果、メーカー各社が輸出先市場を見つけるのが難しくなった。
この問題は国内各地に不均等にのしかかっている。
最大の被害を被ったのが南オーストラリアだ。
地域経済に占める製造業の割合が同州ほど大きい州はほかにないからだ。
オーストラリアドルは最近急騰し、貿易加重ベースでほぼ28年ぶりの高値をつけた。
中国に向けて出発する前、ギラード首相は通貨高に触れ、「難しい調整」が必要になると述べた。
ホールデンのトップ、マイク・デベロー氏はもっと率直だった。
同氏はオーストラリア経済の「歴史的かつ構造的な変革」に言及した。
そして、通貨上昇は、オーストラリア国内でモノを作るコストが10年前より6割近く上昇したことを意味すると述べた。
通貨高は、補助金を与えて自動車メーカーの経営を安定させようとする歴代政権の努力をふいにしてきた。
5年前には、三菱自動車がアデレードの工場を閉鎖した。
オーストラリアに残っている自動車メーカーのホールデン、フォード・モーター、トヨタ自動車もその後、徐々に雇用削減を推し進めてきた。
オーストラリア人は輸入車――特に日本車――をかつてないほどの安値で購入している。
オーストラリアドルは昨年10月以降、日本円に対して26%も高騰したからだ。
南オーストラリア州で第3位の輸出高を誇るワインも打撃を受けた。
2012年度のワイン輸出は金額ベースで6200万オーストラリアドル(6500万米ドル)、率にして2%減少した。アデレードに本社を置く電機メーカーのコーダンは、それよりうまくやってきた。
ハイテク製品の多くをマレーシアで生産することで、強いオーストラリアドルから身を守ることができたのだ。
南オーストラリア州首相のジェイ・ウェザリル氏には、ほとんど選択肢がない。
170万に上る州の人口(オーストラリア全体のわずか7.3%)の大半はアデレードに住んでいる。
アデレードの先には広大な奥地が広がる。
同州はずっと前に、生き残りをかけて畜産業からの多角化を余儀なくされた。
同州は本やアートの年次フェスティバルを開催し、文化の中心地として変貌を遂げることで経済を活性化させた。
■通貨高が続く限り、南オーストラリアの苦悩は続く
一方、その他の試みは長続きしなかった。
世界最大の資源企業であるBHPビリトンは昨年、南オーストラリア州オリンピックダムの銅、金、ウラン鉱山の採掘事業を拡大する200億米ドル規模の計画を延期した。
その計画によって同州はオーストラリアドル高の影響を過度に受ける状況から逃れるはずだった。
南オーストラリア州の特徴である開拓者精神に違わず、ウェザリル氏は明るい未来に目を向けている。
クーパー盆地の未開発のシェール鉱脈に眠るガスが南オーストラリアに他州が対中貿易から受けているような恩恵をもたらしてくれるかもしれないと同氏は期待する。
一方、より予想が控えめな経済研究所BISシュラプネルは、通貨高が続く限り、南オーストラリアは幸運に恵まれた国の他州よりも低い成長率と高い失業率に悩まされると考えている。
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英エコノミスト誌の記事は、JBプレスがライセンス契約 に基づき翻訳したものです。
英語の原文記事はwww.economist.comで読むことができます。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年4月24日 22時48分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71652&type=0
「オーストラリア北部を中国の食糧生産地に!」
野党議員が語った大胆な構想―豪メディア
2013年4月23日、オーストラリアの今後の戦略において中国の存在はすでに非常に重要な位置付となっている。
中国の巨大な市場の需要に応えるるべく、オーストラリアの野党議員は、
「オーストラリア北部の土地を開拓し、中国向けに食糧を生産する」
と大胆な構想を語った。
環球日報(電子版)が伝えた。
オーストラリアメディアの報道によると、同国野党議員のアンドリュー・ロブ(Andrew Robb)氏はメルボルンで演説を行った際、
「中国には高品質の食品に対する巨大な需要がある。
オーストラリアと中国は良好な関係を築いている。
この関係をさらに発展させることができる」
と発言した。
さらにアンドリュー・ロブ氏は、
「オーストラリア北部の土地を1000万~1700万ヘクタール開拓し、オーストラリアの対外食糧供給量を倍にする。
オーストラリアはアジアに対し大量に高品質で高付加価値の食品を提供できる」
と語った。
このほか、オーストラリアは学生のアジア国家言語の学習を強化する必要があると強調した。
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【中国はどこへむかうのか】
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