2013年3月20日水曜日

漂流する豚の死体数、「実は数万頭」:さらにアヒル、そして人間の死体も



●20日、中国・上海市の黄浦江で起きたブタの死骸大量投棄事件に対し、農業専門家は、「今回の事件は、プールに数匹のハエが見つかったと同じような事。いい気はしないが、水質に問題はない」と発言した。写真は13日、上海市で行われたブタの死骸処理。


レコードチャイナ 配信日時:2013年3月20日 15時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70488&type=0

漂流する豚の死体数、政府発表は“嘘っぱち”
=「実は数万頭」と漁師らが証言―中国

 2013年3月19日、中国・人民日報(電子版)は
 「『豚の死体数は捏造』と浙江省嘉興市の船乗り
=すでに数万頭が埋められた」
と題した記事を報じた。

 上海市を流れる黄浦江に多数の豚の死体が漂流している件が注目を集めている。
 上海市政府が回収した死体はすでに「1万3000頭」を越えた。
 しかも、上海市だけではなく上流の自治体でも多数の死体が回収されている。
 養豚業が盛んで、漂流する死体の発生源と目されているのが上海南部の浙江省嘉興市。
 15日、同市政府は「この1週間で3601頭の死体を回収した」と発表した。

 しかし、現地の船乗りは「発表は明らかに捏造」と証言する。
 養豚農家が多い新豊鎮などの地域では川に豚の死体や糞便を廃棄する行為が以前から常態化していた。
 河川は汚染され魚が消え、魚ではなく豚の死体を回収することを仕事とする漁師も多い。
 政府は川辺に大きな穴を掘り、死体を集めているが、その数は数万頭に達するはずだと話している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年3月21日 20時18分 
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70522&type=0

ブタの死骸大量投棄事件、
水質は問題ないとする専門家に「では泳げますか?」と新華社が反撃―中国

 2013年3月20日、中国・上海市の黄浦江で起きたブタの死骸大量投棄事件に対し、農業専門家は、
 「今回の事件は、プールに数匹のハエが見つかったと同じような事。
 いい気はしないが、水質に問題はない」
と発言した。京華時報が伝えた。

 今月10日に上海市でブタの死骸が大量に見つかったと中国メディアが報道して以来、現地住民のみならず、多方面から関心が集まっている。
 住民は大量のブタの死骸に水質汚染を心配しているが、上海市の水道局はブタの死骸による水道水への影響はないとしている。

 一方、水質に問題ないと発言した農業専門家に対し、新華社通信は
 「上海市の黄浦江からすでに8000頭あまりのブタの死骸が回収されたが、プールに8000匹のハエがいたら、あなたはそこで泳げますか?」
と切り返した。
 これに対し匿名希望の農業専門家は、
 「常識や良識が無いのはいけない」
と言葉を濁し、泳げるかどうかについては答えなかった。




レコードチャイナ 配信日時:2013年3月25日 17時33分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70643&type=0

違法業者の摘発が生み出した上海市の漂流ブタ=中国テレビ局が特集―中国

 2013年3月24日、BBC中国語版は記事
 「嘉興市では以前、病死したブタを買い集める業者がいた、CCTVの番組で明らかに」
を掲載した。

 23日、中国中央電視台(CCTV)の番組・新聞調査は特集・黄浦江ブタ死体事件調査を放送した。
 今月初旬から上海市を流れる黄浦江では大量のブタの死体が漂流している。
 その数は「1万5000頭」を越え、飲料水が汚染されているのではとの不安も広がっている。

 問題はなぜこれほど多くのブタの死体が漂流しているのか。
 上流の養豚産地で病死したブタを川に捨てているためとみられるが、
 ならばなぜ突然、これほど多くのブタの死体が捨てられるようになったのか。

 その謎を解くカギとなりそうなのが昨年、逮捕された藩会民(ファン・フイミン)だ。
 藩は死亡したブタを買い集める違法業者。
 病死したブタでも平気で買い付け転売していた
 拘禁中の藩に、逮捕とブタの死体の漂流との関係があるかと質問したところ、「100%関係ある」との答えだった。

 藩以外にも死んだブタを買い付ける業者は存在し、昨年11月には董国権(ドン・グオチュエン)ら3人に無期懲役の判決がでている。
 董らは2年余の間に、7万7000頭超もの死亡したブタを買い付けていた。

 つまり、病死したブタを買い付け、正常なブタとして転売している業者がいた。
 この豚肉をどう使ったかはわからない。
 もしかしたらペットフードにしていたかもしれない。
 考えたくないのは、そのまま食肉として流していたということもありうるということである。
 ところがなんらかのことがあって、そのブタの転売がうまくいかなくなってしまった。
 処分に困った業者が苦肉の策として川に捨てた、ということが大筋のところのようである。


 そして、アヒルが。

レコードチャイナ 配信日時:2013年3月25日 13時45分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70647&type=0

次は一体何?
上海のブタに続いて、四川省の川ではアヒル1000匹の死骸が漂流―中国


●23日、上海の黄浦江で1万頭を超えるブタの死骸が遺棄された事件に続き、今度は四川省で約1000匹のアヒルの死骸が川に遺棄されているのが発見された。

 2013年3月23日、天府早報によると、上海の黄浦江で1万頭を超えるブタの死骸が遺棄された事件に続き、今度は四川省で約1000匹のアヒルの死骸が川に遺棄されているのが発見された。
 現地の環境保護局は、上海当局と同様に
 「水質は汚染を受けていない」
と回答し、現地住民などから大きな反発を受けている。

上海で発生した1万頭を超えるブタの死骸投棄事件がまだ解決していない段階で、今度は19日に四川省眉山市彭山県の川で約1000匹のアヒルの死骸が遺棄されているのが発見された。
 アヒルの死骸は数十匹ずつ編み袋に入れられて遺棄されたらしく、編み袋約60袋とともに大量の死骸が川に浮かんでおり、多くはすでに腐乱し、悪臭を放っていた。

 彭山県環境保護局の張冀川(ジャン・ジーチュワン)副局長は
 「腐乱状態から見て、死骸は遺棄されてすでに数日が経過しており、付近の住民が捨てたものではなく、上流から流れてきた可能性が高い」
との見方を示している。
 死因や伝染病の可能性などについては、現段階ではまだ分かっていない。

 一方、同局は「水質は汚染を受けていない」と発表。
 これに対し、現地住民は
●.「検査結果はブタの時と同じで、政府が発表する水質は永遠に“清潔”だ」
●.「上海人は豚骨スープ、四川人はアヒルスープを飲んだ。
 次はどの地域が何のスープを飲むのか?」
などと揶揄(やゆ)している。

 現在、中国のネット上や大衆の間では、
 ブタ、アヒルに続いて次は一体何が流れてくるのか
が大きな話題になっているという。



 ついに死体のニュースになってきた。

サーチナニュース  2013/03/28(木) 17:44
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0328&f=national_0328_033.shtml

黄河の遺体、毎年100体
…引き上げ金銭トラブルで蘭州市が通達

  中国共産党蘭州市委員会宣伝部は28日、同市内を流れる黄河では毎年平均して100体の人の遺体が見つかる状況を受け、専門の引き上げチームを結成したことを明らかにした。
 一般人が遺体の引き上げた場合、費用を巡って遺族とのトラブルが多発していることが背景にあるという。 
 中国新聞社が報じた。

  蘭州市は甘粛省の省都で、黄河中流が同市市街地を貫いている。 
 最近になりインターネットで
 「過去50年、黄河の蘭州市部分で見つかった遺体は1万体を超えるが、きちんとした扱いを受けていない」
との指摘があり、多くの人が注目することになった。

  蘭州市公安局によると、黄河で発見される遺体は川への転落、遊泳時の事故、自殺などによるもので、遺体は最終的に郊外にある小峡推力発電所の取水口近くのネットなどに流れ着く。
 2008-12年の5年間に蘭州市水上派出所と皋蘭県公安局が所管地域で扱った遺体は417体だった。う
 ち、刑事事件に関連していた遺体は2体だったという。

  その他にも、農村部住民などが引き上げて警察が把握していない遺体もあり、
 郊外地域を含めて蘭州市内を流れる黄河で発見される遺体は年間100体程度と見積もられるという。

  事故や自殺で亡くなった人の遺体を遺族が引き取る際に、引き上げた地元住民との間で「費用問題」でトラブルが多発しているとの報道があった。
 蘭州市民政局社会事務処の胡海波処長は、
 「黄河で浮いている遺体は、(発見された)所属地で管理する(大)原則だ。
 各部門が厳格な職責分類にもとづき、工作任務を行う」
などと説明した。

  ただし、共産党蘭州市委員会宣伝部によると、市側は急いで「黄河蘭州区における黄河浮遊遺体の処理工作について」との作業指導書を作成し、遺体引き上げの専門チームを組織。
 遺体を巡る「引き上げ者と遺族の金銭トラブル」を防止するという。

  当局関係者には、遺体を巡るトラブルについてあまり注目されたくない気持ちが働いているが、実際には相当数のトラブルが発生していると思われる。





【中国はどこへむかうのか】


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