2013年3月27日水曜日

領土問題には迅速な解決方法はない:救難飛行艇「US-2」をインドへ輸出







レコードチャイナ 配信日時:2013年3月27日 19時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70738&type=0

インド外相が「領土紛争棚上げ」の必要性示唆
=「日本は対話と経済相互発展目指せ」―米印は中国と良好関係

 2013年3月27日、来日しているインドのサルマン・クルシード外相は日本記者クラブで記者会見し、中国けん制を狙って、日本や米国、インド、豪州が戦略的協力を深めるべきだとの声が日本で出ていることに関連し、
 「インドは自立・独立した意思決定をしていく」
と語り、「中国包囲網」構想を全面否定した。
 その上で中国とは貿易面を中心に良好な関係にあり、米国も中国とは良好な関係にある事実を見過ごしてはならない」と強調した。
 また、領土問題についてクルシード外相は、
 「双方の感情が絡んでいるので簡単で迅速な解決方法はない。
 粘り強く対話し協調していくことが重要だ。
 (経済相互発展など)ポジティブな面に力を入れるべきである」
と述べ、「係争棚上げ」の必要性を示唆した。
 同外相の発言要旨は次の通り。

 (中国をけん制するため、日米印豪各国が戦略的協力を深めるべきだとの声が日本で出ているが)、中国とはかつて国境問題で厳しい時代もあったが、非同盟の結びつきもありポスト冷戦時代を通じて、友好関係にある。
 インドは過去にとらわれず、自立・独立した意思決定をしていく。

 米国は東アジアに関与したがっているが、同国は内外に問題を抱えており、いかなる方向にいくのか見守っていかなければならない。 
 米国自身が中国と良好な関係にあるという事実を見過ごしてはならない。
 (インドとしては)中国との協力関係を念頭において、すべてにオープンマインドで国益を追求していきたい。

 インドと中国との間には国境問題があり、なお決着がついていないが、完全な解決は難しいとの(共通)認識に基づいて話し合いを継続していくことになっている
 センシティブで感情的な問題なので大衆の圧力がかかるようなことを避けるようにしている。
 長期的にも短期的にも国境問題によって双方の利益にマイナスの影響が及ばないよう配慮している。
 平和と安全を国境で確保できるメカニズムも確立されている。

 インドと中国の間の貿易は拡大し続けており、中国からインドへの投資も巨額に上っている。
 インドは中国との関係に満足している。
 シン首相は何回も訪中しており、中国の首脳も訪印している。この良好な関係を長く維持していきたい。
 今、南アフリカでBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)首脳会議が開催中で、新しいアーキテクチャーを話し合っている。
 この4カ国は人口で世界の43%、GDPでも非常に大きなシェアを占めており、さらに発展する。
 今後とも良好な関係を維持していく。

 (日本は周辺3カ国と領土をめぐって係争中だが)、経済依存関係が高まれば高まるほど平和的になる、平和になれば経済がさらに繁栄する。
 インドはパキスタンとも国境問題を抱えているが、平和を支持する人たちによって解決へ踏み出している。
 領土問題は双方の(国民)感情が絡んでいるので簡単ではなく、迅速な解決方法はない。
 粘り強く対話し協調していくことが重要だ。
 忍耐が重要であり、(経済相互発展など)ポジティブな面に力を入れるべきである。



サーチナニュース 2013/03/28(木) 18:09
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0328&f=politics_0328_013.shtml

日本が救難飛行艇「US-2」を印へ輸出、日本にも重大な意義あり

  日本政府はインドに水陸両用の救難飛行艇「US-2」を輸出する準備を開始した。
 US-2は、海上自衛隊に配備されている救難飛行艇で、インドはUS-2の調達は、海上救援および海賊取り締まりを目的とするものと表明した。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  US-2の製造メーカーはインドに事務所を設立しており、インドとの交渉を開始している。
 輸出に向けて生産を拡大することで1機当たりのコストが下がり、自衛隊の調達コストを削減できるため、日本に対してもメリットがある。

  インド政府は3年前、US-2の購入意向を日本政府に示した。
 インド海軍と海上自衛隊が2012年6月に相模湾で初の合同訓練を実施した際、海上自衛隊はUS-2を出動させた。
 インド海軍の幹部はその高性能を直に感じ取った。

  海上救援のほかに、インド政府はUS-2を海賊取り締まりに用いることを検討している。
 インド洋の航行安全性が高まれば、中東-日本の石油ルートの安定化につながり、日本にとっても重大な意義を持つ。



US-2(救難飛行艇) JMSDF Fleet Review 2009/2012


US-2救難飛行艇 捜索救難訓練



US-2離着水・航行展示・前半(阪神基地隊キッズサマーフェスタ2010)


US-2離着水・航行展示・後半(阪神基地隊キッズサマーフェスタ2010)


父島のUS-2飛行艇


US-1 離着水展示デモの一連ダイジェスト




レコードチャイナ 配信日時:2013年3月29日 19時39分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70818&type=0

インド、新幹線の導入を希望―日本華字紙

 2013年3月28日、日本の華字紙・中文導報(電子版)はインドのサルマン・クルシード外相の発言として、マンモハン・シン首相が5月末までに来日し、インド国内の高速鉄道建設計画や民生用原子力協力について日本側と協議を行う可能性があると報じた。

 日本を訪れているクルシード外相は27日、「日本の新幹線を導入することは非常に意義深い特別なプロジェクトになるだろう。
 シン首相は日本の安倍首相とこの件について有意義な交流を行うだろう」と述べた。

 しかし、新幹線導入の合意については「時期尚早」との見方を示し、
 「インドは高速鉄道建設計画の予算と資金投入の優先順序を詳細に検討する必要がある」
と述べた。

当初、シン首相の来日は昨年11月に予定されていたが、昨年末の日本の衆議院選挙のため延期されていた。

 一方、進展のない原子力協力協議についてクルシード外相は、
 「2011年の東日本大震災で放射能漏れの危機が起きたものの、日本の原発技術については非常に信頼している」
とし、現在日本国内で行われている原子力政策や原発の安全問題に関する議論が終結すれば、政府間の協議が再開するだろうと述べた。

 インドと日本の民生用原子力協議には、原子力の平和利用の法的枠組や原発技術の譲渡が含まれ、日本企業がインドに原発設備を輸出することが可能になる。





【中国はどこへむかうのか】


 
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