2013年3月25日月曜日

海保に追跡され漁政船いわく「直ちに同海域から離れなさい」?:




●23日、中国漁政の漁業監視船206は、日本の海保に追跡され、「この船は中国漁政の206、ここは中国の管轄海域である。直ちに同海域から離れなさい」と海保の船に対し通告した。写真は中国漁政の漁業監視船206。


レコードチャイナ 配信日時:2013年3月25日 10時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70636&type=0

<尖閣問題>
「直ちに同海域から離れなさい」、日本・海保に追跡され中国漁政が通告―中国メディア

2013年3月23日午後1時50分ごろ(現地時間)、
 中国漁政の漁業監視船206は、尖閣諸島海域をパトロールし、日本の海上保安庁の船を発見。
 日本の海保に追跡された中国漁政は、
 「この船は中国漁政の206、ここは中国の管轄海域である。
 直ちに同海域から離れなさい」
と海保の船に対し通告した。
24日付で新華社通信が伝えた。

 中国漁政の船は、2010年から尖閣諸島の海域をパトロールしており、国家の海洋権益を守るとの旗印のもと、海洋資源の保護や管理を行っている。
 中でも「206」は、5800トンと現在中国で最大級の漁業監視船で、性能も最新鋭のもの。
 2012年12月11日に正式に就役した。
 同船は、外国籍船舶の漁業生産活動を観察・記録し、時には違法操業の外国及び中国の漁船を取り締まっているという。


 話が通じないのだが
 記事は「追跡されて、海保の船に警告した」とあるが、これはおかしいのではないのか。
 警告を発するということは、普通ならこうなると思うのだが。
 「中国漁政の漁業監視船206は、尖閣諸島海域をパトロールし、日本の海上保安庁の船を発見。
 日本の海保を追跡した中国漁政は、
 「この船は中国漁政の206、ここは中国の管轄海域である。
 直ちに同海域から離れなさい」
と海保の船に対し通告した。」
 とならないとおかしいのではないのだろうか?
 逃げまわって警告しても、みっともないだけだろうに。

 日本の巡視船はヘリコプター2機搭載型の「しきしま」が最大で、これなら5,800トンの「206」に対抗できる。
 また同じくみずほ型の「みずほ」ならびに「やしま」もほぼ同じおおきさなので何とか対応できるだろう。
 それ以外は、この5800トンに対抗することは無理だと思う。
 それほどに大きな「206」がなぜ追跡されて逃げまわって警告を発するのだろう。
 わからん?
 206は「しきしま」と同等なのだから、対峙してもいいだろうに。
 そこで警告を発するべきだろうと思うのだが。
 「鬼ごっこ」以上のことはするな、と上から厳命されているのだろうか。
 もしそうなら、漁政の乗組員はやる気をなくすだろうに。


サーチナニュース 2013/03/25(月) 09:59
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0325&f=politics_0325_002.shtml

船舶数の数で優る中国が尖閣問題で持久戦をしかける=米報道

  中国は尖閣諸島(中国名:釣魚島)海域に対する各種活動を常態化している。 
 米軍事情報サイト・Strategy Pageは18日、
 「中国は尖閣諸島を対象とするプランを制定し、より多くの巡視船・航空機を派遣することで持久戦をしかけ、島を巡る日本との係争で勝利を収めようとしている」
と伝えた。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  同サイトは、
 「より多くの船舶・航空機を派遣するという中国の戦略は、自国の強みを活かしたものだ。
 日本側には質の高い船舶と船員があるが、中国は数で優っている。
 日本は戦闘で優勢を占めるかもしれないが、持久戦になれば中国のほうに分がある。
 日本はその対策として、多くの巡視船を建造中で、さらに退役軍艦を再配備しようとしている。
 日本はまた、高い技術力による新たな戦術を制定している」
と分析した。


 206のような最新型を除けば、中国の漁政船はみな小さいく鋼板も薄い。
 よって巡視船には勝てないから、ウロチョロするだけになる。
 それを言葉で表現すると、

 「中国は数で優っている。持久戦になれば中国のほうに分がある」
となる。

 数が多く、中国側有利とマスコミが大きく報じれば、
 海上保安庁はしてやったりで、
 また予算がつくとほくそ笑むはずであろう。
 「中国、さまさま」である。
 この記事、海上保安庁の提灯持ちをしていないだろうか。
 勘ぐれば、保安庁が後ろから手を回して、こういった記事を書かせているということも考えられる。


サーチナニュース 2013/03/27(水) 09:21
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0327&f=national_0327_016.shtml

【中国ブログ】
日中の開戦は不可避だ
…わが測量隊が尖閣上陸を計画

 中国は尖閣諸島(中国名:釣魚島)に測量隊を派遣することを計画しているが、中国人男性の林泉忠さんは、測量隊の派遣行為が戦争に発展する可能性があるとブログで警告した。

  中国国家測量地理情報局の李朋徳副局長は8日、尖閣諸島に「測量隊を派遣する」と発言したほか、中国は1月にも、国家地理測量当局が人民解放軍の関係機関と共同で、尖閣諸島を含む中国が領有権を主張するすべての島の詳細な測量を実施すると発表している。

  筆者は測量隊の派遣計画が行動に移されれば、日中の緊張がさらに高まるだけでなく、戦争に発展すると警告した。

****************

  日本による尖閣諸島の国有化後、中国は海洋監視船を尖閣諸島海域に派遣し続けているが、筆者は
 「日本が黙認しているため、中国の行動をエスカレートさせた」
と主張。筆者によれば、現在の中国は外交面では「国家の力」を示すと同時に、内政面においては国家への「求心力」を強めたい意向があるが、
 「尖閣諸島の国有化という日本の愚かな行為を利用して、中国は内外に国家の力を示そうとしている」
と分析した。

  一方の日本も尖閣諸島の測量を黙って見ているはずがなく、菅官房長官は
 「法に基づいて上陸する測量隊に対処する」
と発言した。
 さらに日米両政府の尖閣諸島問題に対する共同作戦計画も明るみに出た事に対し、筆者は
 「もしも日中に軍事衝突が生じた場合、米軍も日本を支援して参戦すると考えられる」
と分析した。

  筆者は、中国の測量隊が上陸すれば、日本政府は「逮捕」して「国外退去」というシナリオを描いていると分析。
 しかし中国側はその屈辱を避けるために大型の海洋監視船や海軍の後ろ盾を得て行動するだろうと予想した。
 その際、日本が測量を「黙認」しない限りは、尖閣諸島で軍事衝突を回避することはできなくなるだろうと警告した。

****************

  尖閣諸島を実効支配しているのは日本だが、中国は日本の実効支配を崩そうと策を巡らしている。
 中国が尖閣諸島の領有権を主張するのは、豊富な海洋資源が目的という分析がある一方で、制海権拡大を目指す中国にとって東シナ海から西太平洋へと抜ける近道となる尖閣諸島を含む沖縄-宮古島間のルートは国家安全保障上、極めて重要なラインとなるためとの分析もある。

 言っていることは正しいだろうと思う。
日本と中国が役を演じながら意図的にやっているということも述べている。
 ただ大きな間違いは、「決して解放軍は動かない」ということである。
 解放軍が動けば軍事衝突になる。
 日本はそれを狙っている。
 解放軍は分かっているから動かない。
 測量イベントはあくまで公安警察範囲の問題である。
 


【中国はどこへむかうのか】


 
_