2013年4月4日木曜日

周辺諸国は、 「永遠に日中対決が続いてくれることを願っている」

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サーチナニュース  2013/04/04(木) 09:17
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0404&f=politics_0404_001.shtml

中立を求める日本の対中包囲網は成功しない=香港紙

 香港紙「太陽報」は2日付で、
 日本が対中国包囲網の構築を続けている
と主張する記事を掲載した。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。

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  日本外務省がミャンマーの経済発展に向けて約510億円の円借款を提供すると発表したことに続き、安倍晋三首相はこのほどモンゴルを訪問した。

  安倍首相は欧米を歴訪し、欧米諸国を対中国同盟に引きこもうとしたが、結果的に冷遇された。
 これによって日本は外交戦略を見直し、対中国政策を変化させると予想されたが、安倍首相は少しも改めるつもりがなく、中国に徹底的に対抗することを決意した。
 安倍首相は戦略を調整し、焦点を中国の周辺諸国に絞った。

  安倍首相の年初の東南アジア訪問と結びつけると、安倍首相は対中包囲網の構築を目論んでいることが分かる。
 安倍首相は今後さらにロシア訪問を予定しており、ロシアが日本の対中同盟に加わることはないだろうが、安倍首相のロシア訪問が実現すれば、それだけで日本にとっての成功となる。

  ロシアと中国の現在の関係を見る限り、安倍首相がロシアを引き込める可能性はまったくない。
 安倍首相の考えは極めてシンプルだ。
 ロシアに適度な譲歩を示すことで、日中が衝突した場合に中立を維持し、中国に肩入れしないよう期待しているのだ。

  安倍首相の対中包囲網の構築は、各国に中立を守ってもらうことを主な目的としている。
 この目的を達成するため、日本はミャンマーやモンゴルに示したように巨額の経済的利益を提供するか、韓国やロシアに譲歩を示すだろう。

  安倍首相は頭がきれる人物だが、安倍首相の計画が成功することはありえない。
 各国は、日本が積極的にご機嫌取りに来るのは、中国対抗のためだけであることを知り抜いている。
 中国という敵が存在しなければ、日本がミャンマーに円借款を、モンゴルに援助を提供することもなく、さらに韓国に譲歩を示すこともありえない。
 日本は相手側に利用価値がないと判断すれば、当初の支援を利息付きで取り戻そうとするだろう。

  このような対中包囲網が最終的に成功することはないが、中国は短期的に強い圧力に直面するだろう。
 日本は後顧の憂いがなく、中国対抗に力を注げるからだ。 
 そのため日中両国は今後、より緊張した情勢に直面することになるだろう。


 中国も相当に日本の圧力に晒されており、危機感を募らせているようだ。
 声を大にして「日本の中立策は成功しない」と言っているが、それはウラで効果をあげつつあることに対する悲鳴なのかもしれない。
 「各国は、日本が積極的にご機嫌取りに来るのは、中国対抗のためだけであることを知り抜いている
 と言うことは、明確に日本が中国に対峙しているということである。
 中国の頑な態度があるかぎり、
 日本の周辺諸国への働きかけは止まらない、
ということであり、ならば
 周辺諸国にとっては、
 「永遠に日中対決が続いてくれることを願っている」
ということになる。
 中国という存在が周辺諸国にとって脅威であるかぎり、
 日本の周辺諸国への働きかけは失敗はしない
 というのが方程式の解になってしまう。




【中国はどこへむかうのか】


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