2013年4月15日月曜日

中国海軍への怒り強めるフィリピン政府、だが打つ手なし:

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●2013年4月10日、米国の軍事情報サイト・ストラテジーページは、南シナ海で巡回と軍事演習を繰り返している中国海軍に対し、フィリピン政府は怒りをあらわにしているが、有効な対応策を講じきれないでいると指摘した。11日付で中国の環球時報(電子版)が伝えた。



レコードチャイナ 配信日時:2013年4月13日 10時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71272&type=0

<南シナ海>
中国海軍への怒り強めるフィリピン政府、だが打つ手なし―米メディア

中国海軍の軍艦は現在もスカボロー礁(中国名・黄岩島)周辺の巡回を続けている。
昨年、フィリピンとこの海域で衝突した中国海軍は先に撤退したが、すぐに同海域に戻ってきた。同時に中国漁船も同海域で操業を開始。
潟湖の入り口にボートや魚網を配置し、フィリピン漁船の航行を阻止した。

中国はスカボロー礁の主権を主張しているが、致命的な武器を使用するまでには至っていない。
中国は自国の漁民の安全を図るという目的で巡視船を派遣。
しかし、フィリピン政府はスカボロー礁の中国漁船を排除しようとはしていない。
フィリピン領海外での中国海軍の演習はその頻度を増しており、フィリピンへの威嚇は明らか。
フィリピン国内では中国への反発は高まるばかりだが、両国の軍事力の差はあまりにも大きい。
このため、フィリピンは近隣諸国や米国と軍事的に手を組んで中国包囲網をつくろうとしているが、いまだに実現していない。



レコードチャイナ 配信日時:2013年4月15日 7時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71337&type=0

中国漁船、フィリピンとの係争地を力ずくで我がものに―米メディア

2013年4月10日、米国の軍事専門サイト「ストラテジー・ページ」によると、中国は現在も南シナ海領海において巡視船を航行させている。昨年フィリピンとの緊張が高まった際、中国巡視船は一時撤退したものの、まもなくスカボロー礁(中国名・黄岩島)へ再来。現在、中国漁船もこの海域で漁を行うばかりでなく、網とロープなどで衝立をつくり、フィリピン漁船の通行を阻止している。11日付で多維新聞が伝えた。

同サイトは「中国はスカボロー礁について領有権を主張しているものの、未だ武力対立には至っていない。現在中国は漁船保護を目的とした巡視船を航海させ、自国の漁民を保護している」と分析。「中国軍艦がフィリピン領海沖で軍事演習を行う頻度はますます多くなっており、明らかにフィリピンを威嚇している。フィリピン側は激怒しているものの、軍事力の差があるために、近隣諸国や米国と協力することで国益を守ろうとしている。だがこれは今のところ効果はない」とした。