2013年4月6日土曜日

日中開戦論から朝鮮戦争論へ?:最大原因は「中国威信の恐るべき低下」にある




●北朝鮮ミサイル対応 破壊措置命令をきょう発出へ(13/04/07)


レコードチャイナ 配信日時:2013年4月6日 18時13分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71068&type=0

人民解放軍は有事を警戒=中朝国境に兵力を移動―中国メディア

 2013年4月5日、参考消息は記事
 「海外メディア報道:人民解放軍は高度な警戒状態に」
を掲載した。

 北朝鮮の威嚇が続く中、朝鮮半島情勢は緊張の度合いを深めている。
 4日、ドイツ通信社は複数の人民解放軍関係者と会った消息筋の情報を伝えた。
 朝鮮半島で戦争が起きた場合、大量の難民が中国に流入する可能性があると懸念しているという。

 また、ニュースサイト、ワシントン・フリー・ビーコンは3日、中国人民解放軍が中朝国境に戦車、装甲車、戦闘機を移動させていると報じた。
 北朝鮮問題を警戒した動きだという。米政府関係者は人民解放軍の移動は大規模なものではないとコメント。
 万一に備えるとともに北朝鮮の難民を警戒したものだと分析した。


 昨年までは尖閣半島で日中戦争が勃発する可能性が大ということであった。
 その4カ月後は、第二次朝鮮戦争の可能性が高くなってきている。
 「歴史は動く」ようである。


サーチナニュース 2013/04/06(土) 11:12
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0406&f=national_0406_008.shtml

【中国BBS】
 北朝鮮を巡って大戦が勃発か? 
 中ロはどうする

  中国大手検索サイト百度の掲示板に
 「アジアで第三次大戦が勃発(ぼっぱつ)か?
  中国、ロシアは警戒態勢に入ったぞ!」
というスレッドが立てられ、スレ主の主張に対して、中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

  スレ主は、ロシア、中国、北朝鮮の軍備に関する写真を掲載することで、中ロは北朝鮮を援助して参戦するだろうと主張した。

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  スレ主の主張に対し、中国人ネットユーザーからは
「スレ主はアホか」、
「第三次大戦の可能性は低いだろ」
など、スレ主の主張をまともに相手にしないようなコメントが多く寄せられた。

  また、もし戦争になったとしても
「明らかに以前のイラク戦争の時みたいになるでしょう。
 たぶん1週間もしないで決着がつくね」
などの結果を予測するコメントもあったほか、
 大半の意見は中国、ロシアが北朝鮮を支援するという見方に否定的なものだった。

  ほかには、金正恩第一書記のやり方を批判する意見もあり
「政権を握ったら、まずは自分の地位を固め、外国との関係を良くして、食糧や物資を獲得してから民衆に配って人心をつかむのが先だ。
 それなのに政権を握った途端、米国に対抗するなんて、たぶん金家最後の皇帝になるぜ」
というコメントもあった。

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  北朝鮮を巡る情勢が緊迫化している。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は4日、朝鮮人民軍総参謀部報道官の話として戦争勃発は「1分1秒を争う段階になった」と報じた。

  中国は北朝鮮に対して核実験を行わないよう繰り返し警告したが、北朝鮮は中国を無視して核実験を強行した。
 中国は北朝鮮をすでに見限り始めているとの報道もある。
 スレ主の主張どおり、
 仮に戦争が始まったとしても中国、ロシアが北朝鮮側につくかどうかは極めて不透明だ。


 「窮鼠猫を噛む」ということわざがある。
 ここまできて何もせずに終わるとは常識的に考えられない。
 何かが起こるだろう。
 可能性が大きいのは、
 第一に北朝鮮による韓国砲撃から侵入。
 第二は日本へのミサイル攻撃。
 こちらはマックスいって数発だろう。
 しかし、数発でも落ちてきたら、えらいことである。
 日本人はそういうことはないと安易に考えているが、可能性としては2割以上の確率であるだろうと思う。
 アメリカへの攻撃はこれはない。
 やっても飛空時間が長いので、途中で撃ち落される可能性もあり効果がうすい。
 ただやる気をみせるだけのことで高価な長距離ミサイルを無駄に打つとは思えない。
 「飢えたオオカミと肥えたブタ」が隣り合わせしているのが朝鮮半島。
 飢えて死ぬより、ブタを食糧にして生き延びようとするのが生態的本能。
 こういうときには、社会理屈は通らない。
 100%の臨戦態勢をとるべきだろうと思う。


サーチナニュース 2013/04/05(金) 11:05
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0405&f=politics_0405_001.shtml

北朝鮮とは話し合いの余地が小さくなった=ロシア政府

  ドイツ政府の国際放送、ドイチュ・ヴェレによると、ロシア外務省のアレクサンダー・ルカシェビッチ報道官は4日、
 「北朝鮮とは話し合いの余地が小さくなった」
と述べた。

  ルカシェビッチ報道官は、
 「ピョンヤン(北朝鮮当局)は何度も、国連安保理の関連決議を無視し、行き詰まった6カ国会議を復活させようとの希望をつぶした」
と非難。
 さらに、北朝鮮は
 「長期にわたり核拡散防止条約を長期にわたり軽視してきた。
 これは、ロシアが受け入れられないことだ」
と表明した。

  ルカシェビッチ報道官は国連安保理におけるロシアの方針について、
 「モスクワは、北朝鮮の核計画は国連の関連決議に違反していると認識している。
 だから、ピョンヤンに対する制裁決議に賛成したのだ」
と説明した。



朝鮮日報 記事入力 : 2013/04/06 11:53
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/04/06/2013040600583.html

【コラム】もはや「笑えない」金正恩

 「米国はキューバのカストロや北朝鮮の『キム・ジョン3世』のような独裁者たちと妥協してはならない」

 昨年初め、米共和党の大統領選候補者フロリダ州予備選挙を取材したとき、ある候補の演説で飛び出した言葉だ。
 「キム・ジョン3世?」。
 文脈上、北朝鮮の新指導者として登場したばかりの金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記のことを指しているのは確かだが、なぜこのような表現を使ったのかは分からなかった。

 謎が解けたのはだいぶ後になってからのことだ。
 その候補者は「金正日(キム・ジョンイル)」総書記のアルファベット表記「Kim Jong Il」のうち「Il(Iの大文字+Lの小文字)」をローマ数字の「2(II)」と間違えて読んだのだ。
 金正日を「キム・ジョン2世」だと思い「その息子が3代目を世襲したのだから『キム・ジョン3世』」という名前が頭に浮かんだというもの。
 この候補が時事に疎いのを笑うこともできるが、北朝鮮に対する当時の米国の関心はそれほど低かった。
 ひとたびワシントンを離れると、北朝鮮の新指導者の名前をきちんと知っている人はそれほど多くない。

 その後も米国メディアにときどき登場する金正恩第1書記の姿は「脅威となる存在」というよりも、戯画化されたキャラクターに近いものだった。
 祖父の外見に倣おうと努力し、反米を叫びながらもミッキーマウスを公演に登場させる遠い国の若い独裁者は、米国国民の目には「笑えるとんでもない若造」と認識された。
 北朝鮮が昨年4月に長距離ミサイルを発射すると、ワシントン・ポスト紙はおむつをはいた金正恩第1書記が揺りかごで核兵器の形をしたおもちゃを手に遊ぶ風刺画を掲載した。
 人気の政治風刺番組「ザ・デイリー・ショー」には、金正恩第1書記に扮(ふん)した俳優がつたない英語でジョークを言う姿が何度も登場した。

 しかし、現在の米国は雰囲気が全く違う。
 毎日のように主要ニュースに金正恩第1書記の名前が登場、それなりに時事問題に興味がある人ならその名前を間違えることはない。
 さらに「金正恩の脅威」に関する報道からは「笑い」が消えた。
 「北朝鮮は実際に米国を攻撃できるのか」
を特集したCNNの番組は
 「今や金正恩についてクスクス笑っている場合ではない」
という言葉で始まった。
 チャック・ヘーゲル米国防長官の先週の記者会見も、テーマは「予算削減」だったが、報道陣の最初の質問は
 「金正恩は6カ月あるいは1年前に比べ、今では米国にとってはるかに危険な存在になったのでは?」
だった。

 ワシントンのシンクタンク関係者は
 「米国が緊張しているのは、北朝鮮の核・ミサイル能力が向上、それに金正恩のとんでもない面が加われば、どのような行動につながるか予測できないから」
と話す。
 論理的で正常な思考では到底想像も付かない挑発も「金正恩ならやりかねない」という漠然とした懸念が広がっているという。
 ある外交消息筋は
 「金正恩はエリック・シュミット(グーグル会長)には会わないが、デニス・ロッドマン(プロバスケットボール界の往年のスター)にはごちそうでもてなす人物だ。
 こうした彼の行動をどのような論理で説明するというのか」
と語った。
 このため「ある程度は予測可能だった金正日が懐かしい」という本気とも冗談ともつかない声もある。

 どちらに弾んでいくか分からないボールをキャッチしなければいけないとしたら、どうすべきか。
 ひとまず
 「弾んでいく可能性がある、あらゆる方向にキャッチャーを置く」
という方法しか思いつかない。
 今こそ韓米両国の「あらゆる可能性に備える」という言葉が外交上の決まり文句ではなく、実際の政策として必要とされる時期だ。



レコードチャイナ 配信日時:2013年4月7日 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71071&type=0

開戦しても北朝鮮の勝機はゼロ、犠牲者は数百万人の可能性も―米紙

 2013日4月5日、米紙ロサンゼルス・タイムズは、北朝鮮と韓国が万一開戦したとしても、北朝鮮には勝機がまったくないが、戦況が長引けば犠牲者が数百万人に及ぶ可能性もあると指摘した。
 中国評論新聞が伝えた。

 エスカレートし続ける北朝鮮の挑発的な言動によって、朝鮮半島だけでなく、世界でも緊張状態が続いている。
 北朝鮮は核を保有する軍事国家の1つであり、万一戦争が発生すれば、自らも相当な代償を支払う必要があるものの、
 韓国に十分な損害を負わせる能力を備えている。

 韓国の軍事専門家は
 「米韓の軍事力は北朝鮮をはるかにしのいでいるが、米韓が先制攻撃を仕掛けてこないことを知っているため、北朝鮮を制御することは難しいだろう」
との見方を示す。

 また、ロサンゼルス・タイムズは
 「北朝鮮は失うものが何もない、怖いもの知らずと同じである。
 いったん開戦すれば、米国は北朝鮮を容易に打ち破るだろうが、ソウルは北朝鮮国境から30km、首都・平壌からも70kmしか離れておらず、双方に相当数の死傷者が出る」
と指摘した。

 韓国の軍事専門家は
 「米韓が電光石火で決着をつければ、北朝鮮側の死傷者は相当数に上る。
 戦況を長引かせれば、韓国側にも大きな被害が及び、最終的に死者が数百万人に達する可能性もある」
と話す。

 一方で、北朝鮮の挑発の目的を考慮した上で、
 「戦争は起こらない」
と予想する識者も多い。
 しかし、ロサンゼルス・タイムズは
 「これまでとの最大の違いは、北朝鮮の指導者が経験豊かな金正日(キム・ジョンイル)総書記から若い金正恩第1書記に代わったことである」
と危惧している。

 この最大原因は「中国威信の恐るべき低下」にある。
威信・威力を失った中国に周辺国はよってたかってちょっかいを出し始めている。
 それをうまく捌ききるだけの「外交力がいまの中国にはない」。
 ただ、
 「オレはナンバー2だ、オレの言う事を聞け!」
だけでは誰もついてこない。
 ナンバー2という大役を背負って右往左往しながら、利己主張だけしている哀れな巨象
といった感じがする。
 今回のことがなんとか収まっても、これから中国の足元を見透かしていろいろなワナが中国を陥れようと待っている。
 アリ地獄あるいは地雷原に踏み込んでしまった、そんな感じがする。
 もう、あの栄光あるアジアに輝くであろうと希望された中華の光はない。
 これとは反対に、
 コントロール力を失った大国がアジアに君臨するという悲劇
が、これからのアジアを作っていくことになる。
 ということは、必然的に、
アジアは不安要因の渦に巻き込まれていく
ということになる。
 その典型例が尖閣諸島であり、、北朝鮮問題であるということである。
 常識的に考えて、こういう大きな問題が2つも起こるというのは偶然ではない。
 どこかに共通する要因があるはずだ、と認識したほうが分かりやすくなる。
 次は台湾があり、ベトナムもあり、フィリッピンともギクシャクするだろう。
 インドネシアもちょっとありそうな予感もある。 
 威信を失った大国である中国の明日は結構厳しそうだとみたほうがいい。
 メデイアに見られる中国の威勢の良さは、ゲタを履いていると考えたほうが正解に近い。


レコードチャイナ 配信日時:2013年4月8日 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71094&type=0

冷静な中国、それは北朝鮮が「手に負えない」から―米誌


●3日、米誌・アトランティックは、挑発的行為を繰り返す北朝鮮に対して、中国が冷静な反応を示す原因を探った。写真は吉林省延辺朝鮮族自治州、北朝鮮への入境場所。

 2013年4月3日、米誌・アトランティックは、挑発的行為を繰り返す北朝鮮に対して、中国が冷静な反応を示す原因を探った。
 4日付で米華字メディア・多維新聞が伝えた。

 北朝鮮が第4回目の核実験を実施する可能性を示唆したことで、朝鮮半島情勢は一気に緊迫の度合いが高まった。
 さらに北朝鮮は、60年間続いた韓国との休戦協定を一方的に白紙化する意向を発表。
 同時に韓国との経済協力事業として運営されている開城(ケソン)工業団地への、韓国人関係者の立ち入りを禁止した。
 これに激怒した米政府はグアム島に新型ミサイル迎撃システムの配置を決定したが、中国政府は「遺憾だ」と述べるに終わった。

 中国は北朝鮮にとって唯一の盟友だ。
 米国外務省の下部組織によると、武器の9割、生活用品の8割、食料の45%を中国からの輸入に頼っている。
 中国がもし本気で国交を断絶すれば、北朝鮮は崩壊の危機に瀕するだろう。

 中国は北朝鮮の崩壊を望んでいない。
 崩壊すれば多くの北朝鮮難民が国内に流入し、親米国家の韓国と直接隣り合わせになる。
 この中国の「弱み」を握っている北朝鮮はまさに「やりたい放題」だ。
 北京政府は、中国式改革を行うことで北朝鮮が安定することを望んでいる。
 だが、北朝鮮はこれを拒否。
 その背景には中国に対するぬぐいきれない警戒心と、改革を行うことで指導者一族の権力や財産が失われることへの恐怖がある。

 しかし、中国は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が中国式改革推進派の首相を任命したことに希望を見出している。
 中国と米国が今できることは、北朝鮮が冷静になるよう対話路線を保持し、その変化を見守ることだといえよう。



NHKニュース 4月7日 20時23分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130407/k10013743211000.html

破壊措置命令でイージス艦展開

北朝鮮が弾道ミサイルの発射準備とも取れる動きを見せるなか、破壊措置命令が出たことを受け、自衛隊は、発射に備えた態勢を取り始めています。

 このうち、高性能レーダーでミサイルを追尾する能力がある海上自衛隊のイージス艦は、訓練のため、すでに出港していて、日本海に展開し対応に当たることになっています。
 一方、航空自衛隊の迎撃ミサイル、PAC3の部隊については、北朝鮮が、飛行コースを通報しておらず、配備先が絞り込めないため、派遣するかどうかも含め検討しています。
 自衛隊は、去年12月の発射では、北朝鮮による事前の通報に基づいて、イージス艦を東シナ海と日本海に派遣したほか、PAC3の部隊を沖縄県と首都圏に配備し、万が一、国内に部品が落下した場合に備えました。




【中国はどこへむかうのか】


 
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