2013年4月8日月曜日

病死ブタをアヒルの飼料に加工:ブタ大量死と鳥インフルの関係は?




●23日、上海の黄浦江で1万頭を超えるブタの死骸が遺棄された事件に続き、今度は四川省で約1000匹のアヒルの死骸が川に遺棄されているのが発見された。


レコードチャイナ 配信日時:2013年4月7日 22時27分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71086&type=0

病死したブタをアヒルの飼料に加工していた
=ブタ大量死と鳥インフルの関係を疑う人も中国

 2013年4月5日、IBTimes中国語版は記事
 「死んだブタがアヒルの飼料になっていた、4年前のニュースで暴露」
を掲載した。

 上海市で感染者が見つかったH7N9型鳥インフルエンザが注目を集めているが、先月来、上海市の黄浦江で大量に発見されたブタの死体となんらかの関連があるのではないかと疑う人も少なくない。
 こうしたなか、4年前のあるニュースが再び脚光を浴びた。

 そのニュースとは09年1月に浙江経済テレビの番組「ニュース追撃令」が報じた浙江省蕭山市でのブタの死体処理の問題だ。
 病死したブタの多くは飼料に加工され、アヒル農場に販売されていたという。
 もちろん違法行為だが、政府の主管部局は完全に監視することはできないと規制の難しさを訴えていた。


 数日前にブタの次はアヒルという記事があった。
 再録してみる。

レコードチャイナ 配信日時:2013年3月25日 13時45分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70647&type=0

次は一体何?
上海のブタに続いて、四川省の川ではアヒル1000匹の死骸が漂流―中国

 2013年3月23日、天府早報によると、上海の黄浦江で1万頭を超えるブタの死骸が遺棄された事件に続き、今度は四川省で約1000匹のアヒルの死骸が川に遺棄されているのが発見された。
 現地の環境保護局は、上海当局と同様に
 「水質は汚染を受けていない」
と回答し、現地住民などから大きな反発を受けている。

上海で発生した1万頭を超えるブタの死骸投棄事件がまだ解決していない段階で、今度は19日に四川省眉山市彭山県の川で約1000匹のアヒルの死骸が遺棄されているのが発見された。
 アヒルの死骸は数十匹ずつ編み袋に入れられて遺棄されたらしく、編み袋約60袋とともに大量の死骸が川に浮かんでおり、多くはすでに腐乱し、悪臭を放っていた。

 彭山県環境保護局の張冀川(ジャン・ジーチュワン)副局長は
 「腐乱状態から見て、死骸は遺棄されてすでに数日が経過しており、付近の住民が捨てたものではなく、上流から流れてきた可能性が高い」
との見方を示している。
 死因や伝染病の可能性などについては、現段階ではまだ分かっていない。

 一方、同局は「水質は汚染を受けていない」と発表。
 これに対し、現地住民は
●.「検査結果はブタの時と同じで、政府が発表する水質は永遠に“清潔”だ」
●.「上海人は豚骨スープ、四川人はアヒルスープを飲んだ。
 次はどの地域が何のスープを飲むのか?」
などと揶揄(やゆ)している。

 現在、中国のネット上や大衆の間では、
 ブタ、アヒルに続いて次は一体何が流れてくるのか
が大きな話題になっているという。


 今度はこれが「鳥インフルエンザの原因」ではないのか、という疑念が浮上してきた。


ニューズウィーク 2013年4月4日(木)12時48分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2013/04/post-2895.php

ブタ死骸が大量漂流する汚れたモラル
鳥インフルエンザの感染源とも疑われる豚問題の原点
Over 6,000 Pigs Pulled From Shanghai River

[2013年3月26日号掲載]

 最初に発見した人はさぞかし驚いたことだろう。 
 中国で最も発展した経済都市である上海を流れる黄浦江を、数え切れないほどの豚の死骸が流れてきたのだから。

 先週、市民の水源でもある黄浦江で6000頭以上の豚の死骸が見つかると、上海市当局は慌てて「水道水の水質は衛生基準の範囲内」と発表。
 死骸の一部から「豚サーコウイルス」が検出されると、「人には感染しない」と影響拡大を否定した。
 ところが後に、川の水のサンプルからウイルスが検出された。

 川の上流の農民が病死した豚を投棄したとみられているが、上海市民が警戒すべきなのは、水質悪化ではないかもしれない。

 新華社通信によれば、上海の隣に位置する浙江省の裁判所で先週、病死した豚の肉を売っていた46人に有罪判決が言い渡された。
 浙江省の地元当局が昨年、豚の病死肉摘発キャンペーンを実施したところ、ウイルス検査で陽性を示した豚肉約6トンが見つかっていた。

 中国で病死豚肉の売買が横行するのは、インフレで豚肉の値段が高騰していることが背景にある。
 「汚れているのは川の水ではなく、この国のモラルだ」と、作家の李明生(リー・ミョンション)は嘆いている。

From GlobalPost.com特約
タリア・ラルフ



レコードチャイナ 配信日時:2013年4月7日 19時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71076&type=0

スズメが原因不明の大量死、鳥インフルエンザとの関連は調査中―南京市


●6日、先日中国のマイクロブログに「南京市のとある住宅地で、道の両脇にある街路樹からスズメの死骸が次から次に落ちてきている」との投稿があり、大きな話題となった。

 2013年4月6日、先日中国のマイクロブログに
 「南京市のとある住宅地で、道の両脇にある街路樹からスズメの死骸が次から次に落ちてきている」
との投稿があり、大きな話題となった。龍虎網が伝えた。

 これを受け、市の関係部門はスズメに死因について調査を開始したと発表。
 地元メディアによると、確かに5日午後5時ごろ、十数羽のスズメが死んだ状態で木から落ちてきたという。
 現在、現場では消毒作業が行われている。


 アヒルの次はスズメである。
 「サルも木から落ちる」というのはあるが
 「スズメが木から落ちる」というのはね?
 鳥インフルエンザとは関係ないと思うが、少々不気味だ。



ロケットニュース24 2013年4月9日 5時間前
http://rocketnews24.com/2013/04/09/314217/

長江流域で鳥インフルエンザ拡大か!? 
スズメやハトの不審死の報告相次ぐ



 中国で感染が拡大し問題化している鳥インフルエンザ(H7N9型)。
 2013年4月7日現在で21人が感染し、うち6人が死亡しています。
 中国では感染拡大の防止に尽力しているのですが、対応を急ぐ必要があるかもしれません。

 というのも、中国インターネット上で驚くべき画像が拡散して物議をかもしているからです。
 その画像とは、スズメやハトが謎の死を遂げているというもの。
 しかも一羽や二羽ではなく、何羽・何十羽が不審な死を遂げています。
 これも鳥インフルエンザの影響なのでしょうか!?
 
 鳥たちの不審死が確認されたのは、南京・湖北・成都などの都市。
 鳥が集団死を目撃したインターネットユーザーが、亡骸を撮影して中国ネット上の公開しているのです。
 
 南京のとあるネットユーザーは、
 「モクレンの木にすごい数のスズメの死体。
 どこから来てなんで死んだのか、まったくわからない」
と報告。
 湖北のユーザーは
 「空から落ちてきたような鳩の死骸。
 学校には同じように動かない小鳥が突然あらわれた」
と伝えています。
 
 画像には、墜落したようにして亡くなっている鳥たちの姿が。
 見る限り外傷はありません。
 何羽も一度の亡くなることなどあるのでしょうか?
 
 鳥の不審死は、長江流域で確認されているようです。
 常州(じょうしゅう)、蘇州(そしゅう)、荊門(けいもん)、黄岡(こうこう)市でも、同じようにスズメやハトが亡くなっているのだとか。
 中国の関連機関には事態の解明を急ぐとともに、速やかに対策をとってもらいたいものです。

参照元:BackChina.com(中国語)




レコードチャイナ 配信日時:2013年4月9日 18時13分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71153&type=0

WHO見解「河川に大量遺棄の豚の死骸、鳥インフルエンザとは関係なし」―中国

 2013年4月8日、中国で感染が広がっている鳥インフルエンザ(H7N9型)について、感染の確認されている地域が上海市を中心とした華東地域に限られているため、先に報道された「河川に遺棄された大量の豚の死骸」と関連性があるのではないかとの声が各方面から挙がっている。
 これについて、世界保健機関(WHO)中国駐在代表マイケル・ジョン・オリリー氏は8日、
 「現段階では両者の関連性を特定するには至らない」
としている。
 また、
 「H7N9型鳥インフルエンザの人から人への継続的な感染力が確認されていない以上、各国に対して渡航および貿易上の制限措置をとることは推奨できない」
と重ねて発言した。
 新京報の報道。

 今年3月、国内各地の河川や湖で遺棄された動物の死骸が大量に発見され、繰り返し報道されている中国。
 特に注目を浴びたのは、上海市を流れる黄浦江の上流で約1万匹の豚の死骸が見つかった事件。
 浙江省の養豚業者が不法投棄したと考えられているが、真相はいまだ闇の中。
 黄浦江は上海市民の大切な飲み水の水源であり、多くの市民が
 「遺棄された死骸が病死した豚だったら…」
と、水や食肉の安全に不安を募らせた。
 なお、当局の公式発表では
 「大部分の死骸は凍死した豚であり、水質に影響はない」
とされている。

 そこへ来て、鳥インフルエンザの感染拡大が市民の不安をよりあおることになった。
 「遺棄された豚は、まさか鳥インフルエンザに感染したものだったのでは?」
というわけである。

 過去2週間にわたって中国国家衛生・計画生育委などと連携し、感染事態の把握に努めてきた前出のWHOのオリリー氏はこれについて、
 「豚の死因はさまざまなものが考えられ、鳥インフルエンザの人への感染と関連づける結論には現段階では至っていない」
とした。
 また、これまでに検査対象となった豚の死骸からはH7N9型のウイルスは検出されていないという。