●11日、専門家は日本政界の訪中ブームについて、日本内部の「対中関係改善」エネルギーの高まりの反映と説明。その一方で、日中関係を改善できるかどうかについては、安倍内閣(習近平政府)の誠意を見る必要があると指摘した。資料写真。
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サーチナニュース 2013/04/11(木) 13:58
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0411&f=politics_0411_007.shtml
日本の政界で訪中ブーム 関係改善は安倍首相の誠意次第=中国報道
河野洋平前衆議院議長、二階俊博総務会長代行、高村正彦自民党副総裁など多くの日本政府の幹部が4月中旬から5月上旬にかけて中国を訪問することがわかった。
中国網日本語版(チャイナネット)は11日、
「日本の政界で訪中ブームとなっているが、日中関係の改善は安倍首相の誠意次第だ」
と論じた。以下は同記事より。
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専門家は、
日本の政界での訪中ブームは日本が「対中関係改善」にエネルギーを結集させている
ことの表れだとし、日中両国が日本による「尖閣諸島(中国名:釣魚島)の国有化」で悪化した関係を、対話や交流で改善できるかは安倍内閣の誠意次第だとの見解を示した。
日本問題専門家、国際関係学院教授の楊伯江氏は、日本政府の親中派の幹部による近ごろの集中的な訪中は、政府が日中関係の対立を懸念し、各党派が対中関係の改善を望み、関係改善のエネルギーを結集させていることを示すと見ている。
また楊伯江氏によると、これは日中交流の「ウォーミングアップ」であり、悪化した日中関係の緩和にある程度の効果をもたらすものの、
対立を徹底的に打ち破るには、日本側の誠意が最終的な鍵となる。
安倍首相は、中国との対話を望む姿勢を示しながらも、両国間に「領土紛争はない」「交渉の余地はない」と主張し、対話のルートを断ち切っている。
中国は長期にわたって交渉の扉を閉ざすことなく、対話と交渉で尖閣諸島問題を解決すべきだと表明してきた。
これは、日中間の対話の鍵は安倍首相本人を含む安倍内閣が握っていることを示す。
対話を実施するには、まず日本側がやり方と立場を見直さなければならない。
高村正彦氏は、「首相の特使」としてではなく、「日中友好議員連盟の会長」として5月に訪中する。
これは安倍氏の「距離を置く」という方法によるものと見られる。
高村氏の訪中が成果を得られれば、安倍首相が所属する自民党の「業績」となる。
逆に大きな効果が上げられなくても、安倍首相はその責任を負わない。
これらの動きから、安倍首相は日中関係の改善をまだ決意していないことがわかる。
7月21日に実施される参議院議員総選挙を節目に日本の対中政策は変化し、それまで安倍首相は政権の安定、支持率獲得、選挙勝利のために国民生活、経済、震災復興に力を入れ、対中政策を大幅に見直すことはないと見られる。
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日本側としてはこれだけ日本が誠意を見せているのだから、
「対立を徹底的に打ち破るには、中国側の誠意が最終的な鍵となる」
ということになる。
ポーズ合戦である。
積み重ね、これが外交というものであろう。
言葉のパズルはいかようにでもなる。
同じ記事をレコードチャイナで。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年4月12日 19時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71261&type=0
日本政界の訪中ブーム、関係改善には安倍内閣の誠意が必要―中国メディア
2013年4月11日、日本メディアによると、今月中旬から5月初めにかけて河野洋平元衆院議長、二階俊博自民党総務会長代理、高村正彦自民党副総裁ら日本政界の上層部が中国を訪問する。
専門家は日本政界の訪中ブームについて、日本内部の「対中関係改善」エネルギーの高まりの反映と説明。その一方で、日中が対話を行い、日本の尖閣諸島国有化以来悪化した関係を日中交流の力を借りて改善できるかどうかについては、安倍内閣の誠意を見る必要があると指摘した。
中国新聞網が伝えた。
今月14日、河野洋平元衆院議長が日本国際貿易促進協会会長として中国を訪問し、数日間滞在する。
江田五月元参院議長は月末に日中友好会館会長として訪中を予定し、二階俊博自民党総務会長代理も28、29両日に北京訪問を予定している。
二階氏はこれに先立ち、中国・三亜市で開かれたボアオ・アジアフォーラムにも出席した。
高村正彦自民党副総裁も5月初めに「日中友好議員連盟」会長として訪中を予定している。
日中両政府の関係は、日本の尖閣諸島国有化による緊張が続く中、日本の親中派議員・元議員による訪中は逆に活発化しており、対中外交は「政冷党熱」状態を呈していると指摘される。
日本が専門の楊伯江(ヤン・ボージアン)国際関係学院教授はこれについて
「日本の親中派の政界上層部による立て続けの訪中は、
日中関係の『行き詰まり』に対する日本政界の憂慮の反映であり、
対中関係改善への各党の意向が表面化し、
そのエネルギーが高まっていることを示している」
と指摘した。
立て続けの訪中という日本政界の動きについて、楊氏は評価に値すると指摘。
「これは日中交流の一種の『ウォーミングアップ』であり、日本側による釣魚島(尖閣諸島)の不法な『購入』により悪化し続ける日中関係の緩和に一定の効果がある。
だが、両国の対話や交渉の環境を整え、行き詰まりを完全に打破したいのなら、最終的にはやはり日本側の誠意を見ることが肝要となる」
と述べた。
また、
「安倍氏は一貫して、中国との対話を望むと表明する一方で、中国に対して『領土係争はない』『交渉の余地はない』という『2つのない』の立場をとっている。
これによって双方の対話のチャンネルは事実上断たれた」
と述べた。
楊氏はさらに
「中国は釣魚島(尖閣諸島)問題について、一貫して交渉の扉を閉ざしておらず、対話と交渉を通じて解決すべきだと繰り返し表明している。
日中間の対話の『鍵』は安倍氏自身を含む安倍内閣が握っているということだ。
対話をしたいのなら、まず日本側がやり方と立場を調整する必要がある」
と指摘した。
楊氏は高村副総裁の5月の訪中が「首相特使」ではなく、「日中友好議員連盟」会長としてのものであることにも注目。
「安倍氏は距離を置いている可能性がある。
高村氏の訪中が前向きな成果を上げた場合は安倍氏自らが身を置く自民党の『政治的業績』とすることができるし、効果が余りなかった場合でも安倍氏が責任を負うことはないからだ」
と分析した。
楊氏はさらに「こうしたことから、安倍氏が対中関係について、必ず改善しなければならないとの決意をまだしていないことが見てとれる。
日本の対中政策が変化する節目となりうるのは、今年7月21日参院選だ。
それまでは安倍氏は政権固め、高支持率、そして選挙戦勝利のために国民生活、経済、震災復興分野に力を入れる。
対中政策で大きな調整をすることはない」
と分析した。
楊氏は
「戦後の日中外交を見ると、教科書問題、靖国神社参拝、釣魚島(尖閣諸島)問題といった事例は、日中間に生じる様々な摩擦はいつも日本側が先にもめ事を引き起していることを繰り返し物語っている。
一方、中国側は長期、健全、安定、協力という全体戦略を維持するために一貫して抑制的姿勢を保っており、自分から騒動を起こしたことはない」
と指摘。
そして、
「今回の日本の上層部による立て続けの訪中を経て、日中関係は民間交流、人的往来、文化交流などの分野で一部改善するかもしれない。
だが全面的な改善にはまだ時間を要するし、それ以上に必要なのは安倍内閣が誠意を示し、やり方と立場を調整することだ」
と分析した。
(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/内山)
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「日本の対中政策が変化する節目となりうるのは、今年7月21日参院選」
というのは正しいだろう。
いまから3カ月も後のこと。
それまでに情勢はどう動くかだ。
7月の結果によって、去年のような8月の大規模デモが組まれるか。
当面は、静かな戦争で終始するだろう。
他人に誠意だけを要求しても、事は前にはすすまない。
同じ所をグルグル回るだけ。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年4月27日 22時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71744&type=0
<尖閣問題>
日中関係に取り組むとは言葉だけ!
誠意がない日本―中国メディア
2013年4月25日、国際在線は記事
「日本は日中関係改善に対する誠意がない、袋小路に向かっていると専門家が批判」
を掲載した。
日本政治家による靖国神社参拝。右翼団体による釣魚島(尖閣諸島)海域での漁業研究。日本政府は日中関係改善に取り組むと言いながらも、明らかに誠意のない行動を繰り返している。
中国現代国際関係研究院日本研究所の霍建崗(フオ・ジエンガン)副研究員は、日本政府は袋小路に向かっているとし、
「釣魚島問題の解決はとても簡単で、たった一つの道があるだけだ。
つまり領土問題があると認め、中国とよく話し合うこと。
ところが日本はその道を進もうとしない。
そればかりか、米軍と共同で島しょ上陸演習を行うなど、強硬姿勢を見せるばかりだ」
と指摘した。
また、歴史問題でも日本は誠意を欠いていると霍副研究員は指摘する。
対話の扉は開いたままと言いながらも、麻生太郎副首相が靖国神社を参拝する。
これでは日中関係改善において、日本は準備ができていないのと同じだと批判している。
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グルグル回しておいて、一方はグルグル回っているのは「事があるからだ」と言い、他方はグルグル回っているのは「事がなにもないからだ」という。
言葉なんでものはいかようにでも取り繕える。
【中国はどこへむかうのか】
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