2013年4月2日火曜日

中国の原潜が試験航海…欠陥多数、開発のためデータ取得か




●現在開発中の弾道ミサイルJL-2(巨浪2/CSS-N-5)を搭載する新型戦略原潜で、同型4隻の建造を計画しているといわれている。1番艦は2001年葫蘆島の渤海造船所で起工、2004年に進水、現在洋上での公試を実施中で2008年に就役すると言われている。2番艦も進水済みで2010年ごろ就役すると見られている。


サーチナニュース 2013/04/02(火) 18:36
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0402&f=politics_0402_011.shtml

中国の原潜が試験航海…欠陥多数、開発のためデータ取得か

  中国のニュースサイト環球網は2日付で、米国での報道を引用しつつ、中国の094型弾道ミサイル搭載原子力潜水艦が最近になり、試験航海を行ったと報じた。
 多くの欠陥が見つかった模様という。
 米国の専門家の見方として、中国は開発中の096型原子力潜水艦のためのデータ取得の目的があった可能性が高いと紹介した。

  中国はこれまで、092型(NATOコードはXIA級=夏級)と094型(NATOコードはJIN級=晋級)の弾道ミサイル搭載原潜を開発したが、米・ロシア・英・仏といったその他の弾道ミサイル搭載原潜保有国とは異なり、巡航状態の展開配備は行っていないとの見方がある。

  弾道ミサイル搭載原子力潜水艦は戦争発生時に、相手国の戦略拠点に弾道ミサイルを撃ち込むことを主たる任務とする。 
 搭載ミサイルは現状では、すべて核弾頭を搭載しているとされる。

  弾道ミサイル搭載原潜の戦略上の最大の役割りは、自国が攻撃された場合に相手国に報復攻撃をすることとされる。 
 海に潜む潜水艦は探知が難しく、攻撃行動を開始する前に撃沈することは難しい。
 そのため、
 「原潜による報復を恐れれば、相手国への攻撃は迂闊(うかつ)にできない」
ということになり、戦争勃発の抑止力になるとの考えだ。

  中国の弾道ミサイル搭載原潜は近海での訓練を行う程度の状態に留まっているとの見方がある。
 展開配備できなければ、保有の意味は大きく薄れることになる。
 094型は2000年に航海していることが確認されたが、その後は活動の形跡がつかめず、
 「長年の努力にもかかわらず、技術的な欠陥が依然として多く存在する」
との見方が出ている。

  094型原潜の開発が始まったのは1990年代で、ロシアの技術に中国の古い原子力潜水艦建造技術を加えて建造したとされている。
 記事は米国の専門家の見方として、中国は新型の096型原子力潜水艦の開発に注力しており、試験航海には096型開発のためのデータ取得の目的があった可能性が高いと紹介した。



日本周辺国の軍事兵器 日本の周辺国が装備する兵器のデータベース
2013年03月31日(日) 01:20:41
http://wiki.livedoor.jp/namacha2/d/094%B7%BF%C3%C6%C6%BB%A5%DF%A5%B5%A5%A4%A5%EB%B8%B6%BB%D2%CE%CF%C0%F8%BF%E5%B4%CF%A1%CA%A5%B8%A5%F3%B7%BF/%BF%B8%B7%BF%A1%CB

094型弾道ミサイル原子力潜水艦(ジン型/晋型)

 094型の建造は前述の通り2001年から開始されていたが、設計変更や搭載する原子炉の問題で本級の建造は滞っていたと言われている。
 現在、1番艦が就役間近で、2番艦も艤装が進んでいるが、主兵装であるJL-2弾道ミサイルの実用化が遅れているため、094型が戦略原潜としての価値を発揮するのは、もうしばらくの時間を要すると見られている。

 092型(NATOコード:夏型/シア型)一隻では実質的な核抑止効果を期待できない中国にとって、本級と潜水艦発射型弾道ミサイル・システムの早期配備は緊急の課題となっている。

 094型は4隻の建造が決まっているが、その後はミサイルの搭載数を増加させた改良型へと建造が移行されるものと推測されている。
 中国の刊行物に掲載された想像図によると、新型原潜は094型にあったセイルの盛り上がりが無くなりアメリカのオハイオ級戦略原潜のような船体形状になっており、搭載ミサイル数は24発に増加している。

 中国海軍は、山東省南端の膠州湾に建設した潜艇第一基地に原子力潜水艦を配備しており、さらに2006年には海南島三亜に2つ目の潜水艦基地を建設しており、094型は、この2つの基地に配属されることになる。
 これらの基地は、埠頭やドック、訓練施設のほか、海岸沿いに建設された洞窟基地が存在する。
 上空からはその状況を確認できない洞窟基地は、偵察衛星によっても基地に潜水艦が何隻停泊しているかを把握することが困難にさせる効果が有る。

■性能緒元
水中排水量  8,000t
全長  137m
全幅  11m
主機  加圧水型原子炉×2 蒸気タービン×2、1軸
熱出力  150MW
水中速力   
乗員  140名

【兵装】
弾道ミサイル  JL-2潜水艦発射型弾道ミサイル(巨浪2/CSS-N-5) / 垂直発射筒  12基
魚雷  533mm魚雷発射管  6門
YU-3 533mm長魚雷(魚3/SET-65E)  12発
■同型艦
1番艦  長征9号  2001年起工、2004年7月28日進水、2007年就役  南海艦隊所属
2番艦        2003年起工、2006年進水、2009年就役   
3番艦        現在建造中



 日本もいろいろと軍事のニュースがある。
 中国がいろいろと激しく動いてくれていることで、否が応にも、緊張感が高まっている、ということだろう。
 

サーチナニュース  2013/03/27(水) 13:40
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0327&f=politics_0327_008.shtml

海自に国産の次期哨戒機配備
…中国注目「わが潜水艦の天敵」

  国産の「次期哨戒機P1」が26日、製造会社の川崎重工から防衛省に引き渡された。
 中国の一部メディアは日本国内の見方として
 「わが潜水艦の最大の天敵とされる」
などと紹介した。

  P-1は、現有のP-3Cの後継機として、防衛省が2001年度より開発を進めてきた。
 光ファイバー利用などで耐電磁干渉性に優れた実用機世界初のFBL(フライ・バイ・ライト)システムや、探知能力を向上した新規開発の音響システム、レーダー・システムを採用している。

  P-3Cがターボプロップエンジンを使用しているのに対し、P-1はジェットエンジンとして広く使われているターボファンエンジンを採用。
 エンジンも国産で、P-3Cを上回る速度、航続距離等を実現した。

  中国では、中国新聞社などが海上自衛隊のP1配備に注目。
 日本の報道を引用しながら、
 「就役は1年ほど遅れたが、性能は優秀」、
 「日本の純国産で、性能は米国が開発したP3Cより優れていている」
などと紹介した。

  深セン衛視(深セン衛星テレビ)は、日本国内での見方として「わが潜水艦の最大の天敵とされる」と紹介。 
 尖閣諸島の問題と絡めて報道した。

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  P-1は民間機仕様の機体であるYPXも開発が構想されている。
 100席強から150席程度の設置が考えられている。
 P1の機体全長は38メートルで、ボーイング社のB737-700の33.6メートルよりも大きい。
 YPXの巡航距離は4200キロメートル強から、派生型によっては5930キロメートルが想定されている


海上自衛隊の次期哨戒機P1


厚木基地に次期哨戒機P1を配備



2013年4月3日  読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20130402-OYT8T01979.htm

海自、新型潜水艦「ずいりゅう」配備

 

●新たに配備された新型潜水艦「ずいりゅう」

 海上自衛隊の新型潜水艦「ずいりゅう」(2950トン)が2日、海自横須賀基地(横須賀市)に配備され、同僚隊員や家族ら約300人が出迎えた。
 艦長の渡辺忍2等海佐は
 「いかなる任務も完遂しうる強い潜水艦を目標に、総員一丸となってさらなる訓練に取り組む」
と決意を述べた。

 ずいりゅうは「そうりゅう」型潜水艦の5番艦で全長84メートル、幅9・1メートル。
 渡辺艦長ら65人が乗り組んでいる。
 空気を取り入れなくても発電できるエンジン4基を搭載し、従来型潜水艦より連続潜航時間が延びた。
 海上の様子を画像で確認する非貫通式潜望鏡、水中運動性能が高い艦尾のX型かじも、海自の潜水艦として初めて採用した。

 同型潜水艦の1~4番艦は呉基地(広島県呉市)に所属しており、横須賀基地への配備は初めて。



サーチナニュース 2013/04/04(木) 11:09
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0404&f=politics_0404_006.shtml

日本の新型潜水艦が就役 
2021年までに22隻の建造を計画

  海上自衛隊は2日、最新型の潜水艦「ずいりゅう」が就役したと発表した。 
 防衛省の関係者は、横須賀基地で2日午前に開かれた「ずいりゅう」の就役式で、
 「日本は2021年までに22隻の新型潜水艦を建造し、海上自衛隊に配備する」
と語った。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  ずいりゅうは「そうりゅう」型潜水艦の5番艦で、排水量は2950トン、全長は84メートル、水中の最大速力は20ノットに達する。
 製造は三菱重工神戸造船所が担当し、建造費は510億円。
 同潜水艦はAIP(非大気依存推進システム)を採用し、従来の潜水艦より長く水中を航行できる。

  海上自衛隊は現在まで、同型潜水艦を計4隻建造、広島県呉基地に配備している。
 同型潜水艦が神奈川県横須賀基地に配備されるのは今回が初めてだ。