●18日、北朝鮮の核兵器も脅威ではあるが、北朝鮮が崩壊した場合に発生するコストとリスクもまた懸念材料だと英紙が指摘した。資料写真。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年4月20日 7時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71483&type=0
もし北朝鮮が崩壊したならば
……そのコストとリスクは誰も担えない―英紙
2013年4月18日、英紙フィナンシャル・タイムズは記事
「北朝鮮問題に関する最悪の予想」
を掲載した。新華網が伝えた。
2月末、中国共産党中央党校の機関紙・学習時報の●聿文(デン・ユーウェン、●は登におおざと)氏はフィナンシャル・タイムズに論文
「中国は中朝関係を再評価するべき」
を寄稿した。
同論文は、中朝関係はすでに過去のものであり、中国は北朝鮮を放棄し朝鮮半島の統一を推進するべきだと主張している。
中国政府は間接的な方式で北朝鮮に強いメッセージを送ったわけだが、そのメッセージが北朝鮮に受け止められた兆候はない。
中国は北朝鮮の貿易額の80%、エネルギーの90%を握っているが、そのライフラインを断てば逆に北朝鮮に対する影響力を失う可能性もあると中国は懸念している。
日米中韓は北朝鮮において「損害を出さないこと」を方針としている。
北朝鮮が求める承認や制裁撤回を与える理由はない。
しかし北朝鮮の指導者に勝利を宣告させ、メンツを与える余地は残している。
最も危惧するべきこと、それは遅かれ早かれ北朝鮮の政権が崩壊するということだ。
そうなった場合、誰も北朝鮮を再建するコストを担えないだろう。
朝鮮半島統一の複雑性とコストは東西ドイツ統一をはるかに上回る。
この点もまた日米中韓が北朝鮮の生命維持システムを継続する理由でもある。
それでも朝鮮民主主義人民共和国が永遠に存続することはない。
北朝鮮崩壊のリスクとコストはアジア地域における巨大な負担としてのしかかるだろう。
核兵器をのぞけば、この問題こそが最も懸念されている問題だ。
』
【中国はどこへむかうのか】
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