2013年4月8日月曜日

ピンクに染まった地下水も「問題ない」!:それより何よりビジネスチャンス!



●5日、新華網は河北省滄州市滄県共産党委員会常務委員会が、環境保護局のデン連軍党組書記を罷免したと報じた。同書記はピンクに染まった地下水を「基準値違反ではない」と強弁していた。

 中国の自然汚染のニュースは途切れることがない。
 昔、ピラミッドを作る火焼きレンガを大量につくるために、ナイルの肥沃な自然林を伐採し続けたという歴史的事実がある。
 その結果は、人住まぬ砂漠化という生態的に致命的な痛手となってしまった。
 中国はどうだろうか。
 この国の大半が数百年後には、エジプトの砂漠化のように自然の害毒化に侵されて死滅していくのであろうか。


レコードチャイナ 配信日時:2013年4月7日 19時58分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71078&type=0

ピンクに染まった地下水も「問題ない」?!
強弁の県環境局局長が罷免に―中国

 2013年4月5日、新華網は河北省滄州市滄県共産党委員会常務委員会が、環境保護局の●連軍(デン・リエンジュン、●は登に都の右)党組書記を罷免したと報じた。
 同氏は局長も兼任しているが、こちらも罷免が提案されており、県人民代表大会常務委員会での協議を経て罷免される見通しだ。

 4日、中国中央電視台(CCTV)の人気調査報道番組「新聞1+1」は特集
 「赤くなった地下水、誰の顔が赤くなるべきか?!」
を報じた。
 滄県張官屯郷小朱庄村の地下水がピンクになったとして村民たちを不安にさせている。
 しかし県環境保護局は
 「水質は基準をクリアしている」
と相手にしなかった。

 CCTVの取材にデン書記は
 「あずきを入れれば水は赤くなるし、ご飯にいれればご飯が赤くなるが、だからといって基準値違反とは限らない」
と発言。
 これがネットユーザーの批判の的となった。
 放送翌日に罷免が決まるというすばやい対応となった。



レコードチャイナ 配信日時:2013年4月7日 14時54分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71077&type=0

大量の死んだ魚が川面に浮かぶ、原因は不明―上海市


●6日、上海中心地から南西方向にあるスージン地区の川で、大量の魚の死骸が見つかった。写真は現場の川。

 2013年4月6日、新聞晨報によると、上海中心地から南西方向にあるスージン(=サンズイに四、サンズイに脛の右側)地区の川で、大量の魚の死骸が見つかった。
 死骸は100メートルもの距離にわたって漂流しており、強い悪臭を放っている。
 現場は普段は美しい川辺として住民の憩いの場となっているところ。

 4日、中国のマイクロブログに
 「スージン川、どうなっちゃったの?」
というコメントと共に、川面に漂う魚の写真が投稿された。
 近隣住民によれば、このようなことは以前はなかったが、3月末から魚が死にはじめ、この数日その数は多くなるいっぽうだという。
 澄んでいた川の水も濁り、悪臭も日ましに強くなっている。

 なかには腐敗の程度が軽い魚をすくい上げ、こっそり家で食べる者もいる。
 「誰かが毒をまいたか、工場からの排水汚染で死んだ魚に違いない。
 けちなまねをするな、中毒になったら悲惨じゃないか」
と住民から説得され、魚を川に投げ返して憤慨気味にその場を立ち去る人の姿もあった。
 現在、関係部門が魚の死因を調査中。
 市民には死んだ魚を食べないように呼びかけている。




サーチナニュース 2013/04/08(月) 10:32
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0408&f=national_0408_014.shtml

魚が大量死も水質異常なし…じゃあ飲んでみろ!=中国版ツイッター

  中国の週刊誌「南方人物週刊」が、中国版ツイッター・微博で、上海の河川で大量の魚が死んだ問題について、環衛局の検査結果を伝えたところ、中国の微博ユーザーたちが多くのコメントとともに次々にリツートした。

  報道によれば、上海市松江区の河川でこのほど数千匹もの魚が次々に死んで浮かび上がった。
 付近の住民によれば、3月の終わりころから魚の死骸が水面に浮き始め、4月以降は魚の死骸がどんどん増えている状況だという。
 5日に現地の環境衛生管理局が水質検査を行い、同局長は
 「河川の水質は今のところ安全な範囲内である」
と発表した。

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  環衛局の発表に対して、
●.「ハハハ! また正常な範囲内だってよ」、
●.「わが国の安全基準がどれだけ低いかよく分かるな!」、
●.「毎回水質に問題がないって言うけど、どんだけ基準が低いんだよ」
など、安全基準に対して懐疑的なコメントが多く寄せられた。

  また、
●.「魚が死んでも安全かよ。 
 まずは局長から川の水を飲んでみろよ」、
●.「局長、まずは川の水を1杯飲んでみてください」、
●.「局長を川で泳がせようぜ!」
など、安全だと発表した環境衛生管理局の局長自身に安全性を証明してほしいとの要望も多く寄せられた。

  ほかにも
●.「安全、安全! 
 ブタが数万匹死んでも安全なんだ。
 数千匹の魚が死んだってどうってことない」、
●.「水質は安全でなくてはダメなの。死体が浮いてきても絶対に安全なの」、
●.「われわれの基準は、どんな水質になったとしても基準の範囲内なのです」
など、皮肉を込めた意見も多かった。

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  水質汚染による河川の異常が発生しながらも、環境衛生管理局が「異常はない」と発表するケースが中国各地で多発している。
 2013年1月、広東省広州市を流れる烏涌河で大量の魚が死んで浮かび上がった。
 周辺地域の住民は、黄色や黒い色の水が流れていたなどと話したが、関係者は
 「環境監察隊と環境観測ステーションの職員が現場を訪れたが異常はなかった」
と説明した。

  また、河南省・焦作孟州市では2010年、同地区を流れる黄河支流の一部で水の色が赤褐色に濁り、刺激臭いが立ち込めていたにもかかわらず、現地環境局は「問題はない」と主張した。


レコードチャイナ 配信日時:2013年4月12日 20時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71271&type=0

8年間放置された緑色の川、強烈な異臭に窓も開けられず―江蘇省南京市


●12日、中国江蘇ネットは、江蘇省南京市にある長年放置されている汚染された川について報じた。川の水は黒ずんだ緑色をしており、強烈な異臭を放っている。

 2013年4月12日、中国江蘇ネットは、江蘇省南京市にある長年放置されている汚染された川について報じた。
 川の水は黒ずんだ緑色をしており、強烈な異臭を放っている。
 川は2003年に市政府が整備したが、2005年ごろから汚染が確認され、今では水の底が見えないほどに濁っている。

 周辺住民は、トイレの汚物を処理するための浄化槽が川に直接つながっており、その影響で汚染されたと話している。
 あまりの異臭に周辺住民は窓も開けられないほどだという。
 市民の多くは、1日も早い関連部門の水質の改善を願っている。
 異臭漂う黒ずんだ川は、周辺環境に悪影響なだけでなく、街の景観や市民の生活にも影響している。




レコードチャイナ 配信日時:2013年4月21日 9時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71502&type=0

環境問題改善に巨大なビジネスチャンス、
水資源処理だけでも十数兆円規模―中国

 2013年4月18日、中国の環境問題改善に必要なコストは「底なしの穴」と同様で計り知れず、水資源の改善だけでも1兆元(約16兆円)以上の投資が必要で、巨大なビジネスチャンスが存在している。
 中国のニュースサイト・21CN網が伝えた。

水資源や大気、土壌の汚染など、中国が直面している環境汚染問題は極めて深刻で、政府やメディア、住民など各方面から大きな注目を集めている。
 一方で、環境汚染問題の改善を大きなビジネスチャンスと見る国内外の政府・企業も多数存在する。

 米ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー州知事ら3州の州知事が16日、天津市や河北省など5地域の指導者と水資源などの環境改善に関する会議を開催した。
 ウォーカー州知事は
 「ウィスコンシン州には水資源技術の研究開発に従事する中小企業が多数存在する。
 中国企業が共に研究開発するだけでなく、これらの企業への直接投資を考慮してくれれば」
と話した。

 また、今月初めにはフィンランドのサウリ・ニーニスト大統領が訪中し、
 「中国が環境問題の改善を含めた『中国の夢』を実現するために必要な先進技術と経験をフィンランドは持っており、両国の協力可能な潜在分野は巨大である。
 『中国の夢』の実現はフィンランドを含めた世界各国に多くの利益をもたらす」
と語った。

 コンサルティング会社・北京大岳咨詢有限公司の金永祥(ジン・ヨンシアン)社長は
 「中国における水資源処理に関するビジネスチャンスは非常に大きい。
 市場規模がどれだけのものかはまだ断定できないが、はっきりしているのは中国の環境改善は一刻の猶予も許されないことだ」
と指摘。
 「北京の水処理と都市河川の改善だけでも数千億元(約数兆円)の投入が必要で、全国ならば1兆元を超えることは間違いない」
と推測する。

 同様に、中国石化石油化工学研究院で工業廃棄物・排水処理を主管する崔龍鵬(ツイ・ロンポン)教授も
 「中国の環境改善は底なしの穴と同じで、コストがどれだけ必要かは計り知れない。
 水資源に限っても米国レベルに到達させるためには巨額の投資が必要となる」
と指摘している。






【中国はどこへむかうのか】


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